ムーンライトマイル (ディアプラス文庫)
バイト・高梨大地(たかなしだいち)×学芸員・迫原昴(さこはらすばる)
※リンク作あり。詳細はAmazonで→「オールトの雲
」
《感想》
この話を読んで、プラネタリウムにすごく行きたくなりました。小学生ぐらいの時はしょっちゅう親に連れて行ってもらってたけど、だんだん足が遠くなって。これから行くなら、大平貴之さん作のMEGASTARが設置されてるところがオススメです。
「そういえば同じ作者さんの作品で天文好きの子が主人公の話があったな〜」なんて、読み始めてから思い出しました。読み進むにつれ、大地の兄や幼馴染がその主人公達だとを確信。脇で良い味出してましたね。前作ファンの方には嬉しいサービスです。でも、知らなくても特に問題なく読めますのでご安心を。
前半は、本当に大切にしたい相手と出会って精神的に大人の階段を昇った大地目線の話です。冒頭にプラネタリウムで引っぱたかれてた適当いい加減男とは思えないぐらい、ラストでは成長してます。本気になったら人って変われるんですねぇ。
後半は書き下ろしで、昴目線に。20年にわたる幼馴染への想いは吹っ切れないと信じてましたが、実は心はもうとっくに大地を受け入れて求めていました。頭が付いていってなかっただけ。この性格はいわゆる理系男子というか、理屈が必要なタイプかな。でもそのために大地をそして自分も傷つけ廻り道をすることになります。
遠回りした分、両想いになってからは甘かったですね〜。後書きのおまけでは、これでもかなバカップル。大地の家=実家でコトに及んでます。できるだけ静かに頑張ってますが、思いっきりバレてるに100万点!(笑)


