闇探偵 〜ラブ・イズ・デッド〜 (ルナノベルズ)
探偵・秋山慶太(あきやまけいた)×大学生・望月君雄(もちづききみお)
《感想》
この話、元々は愁堂さんのサイトに掲載されていた作品の、主人公二人の馴れ初め編になるそうです。私は読んだことはありませんが、知ってた方には「待ってました!」な作品かもしれませんね。
「愁堂さん+陸裕さん+探偵+ミトモ」とくれば、内容の大体の予想はつきますよね。そうです、愁堂さんの定番の火曜サスペンス劇場調です。もっとも今回は、二人が出会い惹かれあって恋人になり同居を始めるまで。なので、火サスというよりは、連続ドラマの第1話といった感じです。
君雄を脅迫していた張本人が恋人だったというのは、最初の40P程度で予想がつきます。あとは君雄の家族関係とその改善が、おまけのように付け加えられてる程度。残りは、二人の恋愛話になります。本編は君雄目線で君雄の気持ちが良く解り、おまけの短編では、君雄目線ながら慶太が本音をミトモに語るシーンがメインなので、どちらの気持ちも良く解ります。そういった読者への配慮はさすがですねぇ。
最初に書いたように今回は連続物の第1話なので、慶太の本来の仕事内容が不明なままです。君雄に知られたくない仕事というと、やっぱり裏社会かと。タイトルも「闇探偵」だし。でも具体的に何をするのかは、想像つかないですね。今後、その辺が明らかになるんでしょう、って続編あるのかはっきり書かれて無いので、実は不明なんです。でも今回で終わりってことは無いと思うし。多分続く…はず。


