ホテルに隠れましょう (アイノベルズ)
画廊経営・御木本譲二(みきもとじょうじ)×旅行代理店勤務・新堂譲(しんどうゆずる)
人気俳優・小出俊介(こいでしゅんすけ)×画家・御木本安理(みきもとあんり)
※シリーズ物です。前作感想はこちら→「ホテルで逢いましょう

《感想》

さて、予告どおり続編です。予想通り弟カップルの話でしたが、前作主人公の兄カップルもかなり話に絡んでます。というか、一応主人公は譲のような感じも。舞台は前回同様、基本的にホテル内です。VIPの隠し方とか、実際そうなんでしょうね。でも、ホテルの正面から出入りできないなんて、人気者も辛いもんですねぇ。

譲はめでたく御木本の会社に転職しています。そして今回、日本で開催する安理の個展の為に走り回っています。御木本もいつも以上に気合が入ってます。一方安理は、大好きなコディ(=小出)とデートしたり、相変わらずのマイペース。ただコディの人気がブレイクした為にマスコミがうるさくなって、いろいろ苦労しています。

マスコミの加熱と周囲の空気を読まない安理のマイペースぶりに、まず主人公カップルが行き違います。そして次にコディの立場を心配して身を引こうとする安理(急に大人になりました)により、弟カップルにも不穏な空気が。どうなるんだ〜っと思ったら、御木本曰く「強靭でまっすぐな精神の持ち主」である譲とコディの理解と許容によって、元通りに。というか、更にパワーアップしました。

こういった話の合間に、安理とコディの出会いが語られます。26歳にして16歳と勘違いされる安理と、その安理に襲われて結局おいしく戴いてるコディは、なんだかんだいっていい組み合わせでした。

カップルが二組になった分、ちょっと散漫になったような印象を受けました。四人の視点が交差するので読んでいる自分の視点も行ったりきたり、おまけに、出会いの話では過去にも遡るので、頭を頻繁に切り替える必要が。いっそ兄カップルのえろシーンは短編にして、おまけにしたほうがすっきりしたかもしれません。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)その姿を一切公表していないNY在住の天才画家・御木本安理の正体は、自由奔放でピュアな美青年。そんな彼の極上の恋人、人気俳優で精悍な容姿をした小出俊介は、安理を情熱的に甘く愛してくれる。熱いキスを交わすのは…。
(Amazon「内容」より)

以下は、「ホテルで逢いましょう」2010.04.07拍手&コメントお礼です。

lisa様、拍手&コメントありがとうございました。
内田さん、着々と攻略中です。オヤジは人生経験豊富で心も広いので、受けでもどんと来い!なんでしょうか。剛さんはシリーズ物も多いので、追いかけると大変…。その点火崎さんは単発がほとんどで、お財布に優しいところも良いです(笑)。

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