ホテルで逢いましょう (アイノベルズ)
画廊経営・御木本譲二(みきもとじょうじ)×旅行代理店勤務・新堂譲(しんどうゆずる)

《感想》

少し古めの作品です。独特の文章の書き方が「剛さん」って感じの、スルメタイプでした。スルメタイプ=噛めば噛むほど味がでる作品、と私の中では位置づけてます。一回ささっと読んだだけでは消化不良を起こして良く解らないんですが、ゆっくり時間をかけて読み返すとなんだか癖になるんですよね〜。

剛さんの話って、主人公は同性とのベッドインにあまり悩まないし、話の中盤までにカップル成立してることが多いと思いませんか。そして、その後に相手の立場や背景やらなんだかんだで主人公が悩むというのが、定番パターンです。この話もパターンに沿った展開をします。

話をややこしくするのは、御木本の弟の存在。御木本にそっくりなIQの高い天才画家である反面、子供のような言動で社会生活に対応できない一面もあります。この弟を守ることが御木本の最優先事項だったので、そのせいで譲との間に溝が生じることに。

結局譲が歩み寄ったおかげで無事収まるところにおさまりました。御木本にとって譲は「ホテル」から「家」へと昇格、今後は徐々に弟離れしていくんでしょうね。

その弟君の彼氏「コディ」が最後に少し登場していますが、実はこの話、続編があるんです。ということは、続編はその話なんだろうなぁ。人気俳優と注目のアーティストなカップル、派手な話になりそうです。無事読了できたら、明日アップしますね。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)「誘ったのは俺だ。選ぶのは君だよ」都内の一流ホテルで偶然知り合った御木本に、譲は彼が宿泊する豪奢なスイートルームへ誘われた。センスもよくスマートな態度、でもベッドでは獲物を狙う牡の顔―。そんな御木本の魅力に抗えずに、譲はその逞ましい腕に抱かれる。贅沢な部屋で極上の男と過ごす熱い一夜は、ごく一般的な旅行代理店に勤める譲には夢のようだった。また会いたくて、男を問いつめる譲だったが、御木本は、その名前以外は何も教えてくれない。ホテルで会おう、次も、その次も…そう約束するだけで―。
(Amazon「内容」より)

以下は、2010.04.06 12:09 lisa「そして続きがあるのなら」拍手&コメントお礼です。

lisa様、「そして続きがあるのなら」に拍手&コメントありがとうございました。
オヤジ教師&生徒というのは「あなたをひとりじめ」ですか?実はちょうど読書中で、テンポ良く楽しく読んでます。オヤジ受け満載でとっても濃いですねぇ。

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