会社員・渋谷潤一(しぶやじゅんいち)×会社員(本業は陶芸家)・羽曳野佑(はびきのゆう)
とても相性の良い作家さんだと、安心して読めますねぇ。今回も私のツボな主人公たちでした。
羽曳野は詳しい事情を知らぬまま、隣人の老人の頼みをかなえる為に上京して会社勤めを始めました。同僚の渋谷はマンションも席も隣ですが羽曳野のことをなぜか警戒し、もう一人の同僚である宮川は逆に変に親切で、必要以上に接近してきます。
実は隣の老人は大企業の会長で、後継者をめぐり関係社内では様々な思惑が働いていました。羽曳野は、会社関係者からは老人の家出した娘の息子=孫、その本当の孫である渋谷からは不仲の祖父の回し者、と勘違いされてしまいます。
羽曳野が冷静で芯の通った大人でなんです。偏屈な会長や頑固者の孫を手懐けるあたり、ある意味羽曳野は猛獣使いのような…。会長の頼みごとについても、しっかり最善の方法を考えられる柔軟性があります。う〜ん、好みだぁ。
ラスト、渋谷の誤解も解けて晴れて両想いになりました。これからはしっかり渋谷だけでなく、元悪役もどきの宮川も操縦してくれることでしょう。
と、まあこんな感じで楽しく読めた本作ですが、一番ツボだったのはラストのラストにある北上れんさんの激可愛イラスト「割烹着姿の羽曳野」だったことは、ここだけの話(笑)。
とても相性の良い作家さんだと、安心して読めますねぇ。今回も私のツボな主人公たちでした。
羽曳野は詳しい事情を知らぬまま、隣人の老人の頼みをかなえる為に上京して会社勤めを始めました。同僚の渋谷はマンションも席も隣ですが羽曳野のことをなぜか警戒し、もう一人の同僚である宮川は逆に変に親切で、必要以上に接近してきます。
実は隣の老人は大企業の会長で、後継者をめぐり関係社内では様々な思惑が働いていました。羽曳野は、会社関係者からは老人の家出した娘の息子=孫、その本当の孫である渋谷からは不仲の祖父の回し者、と勘違いされてしまいます。
羽曳野が冷静で芯の通った大人でなんです。偏屈な会長や頑固者の孫を手懐けるあたり、ある意味羽曳野は猛獣使いのような…。会長の頼みごとについても、しっかり最善の方法を考えられる柔軟性があります。う〜ん、好みだぁ。
ラスト、渋谷の誤解も解けて晴れて両想いになりました。これからはしっかり渋谷だけでなく、元悪役もどきの宮川も操縦してくれることでしょう。
と、まあこんな感じで楽しく読めた本作ですが、一番ツボだったのはラストのラストにある北上れんさんの激可愛イラスト「割烹着姿の羽曳野」だったことは、ここだけの話(笑)。


