モノカエ博士とジタル―孤島に住むサトリの物語(1) (BL★オトメチカ)
モノカエ博士とジタル―孤島に住むサトリの物語(2) (BL★オトメチカ)
モノカエ博士とジタル―孤島に住むサトリの物語(3) (BL★オトメチカ)
従者・ジタル×学者・モノカエ博士

《感想》

私の中で名作BLベスト5に入っている「267夜〜2人だけの最後の道行き〜」と世界観が同じシリーズで、本作が本編にあたります。「267夜」は結末から逃れられない切なさが辛かったけど、こちらはさらっと読めました。

主人公は、「267夜」の2巻の4コマにちらっと登場したモノカエ博士。世界を支える「柱」を観測する学者です。計測値に異常を見つけた博士からの報告で、「267夜」の修柱作業が行われることになります。

でも本作のメインテーマは「柱」の異常ではなく、サブタイトルにある博士の能力「サトリ」。人の心の声が否応なく聞こえてしまい対人関係に苦労していました。そこに現れたのが、ジタルです。裏表がなくて明るく賑やかなジタルの心は、周囲の悪意や敵意から博士を守る壁になりました。

博士はね〜、サトリでいるには優しすぎるんですよ。妄想で自分を殺す上役にも、博士を脅威と感じる周囲にも。相手の気持ちを理解して、でも自分も辛くて、孤島に住んでいたんです。

ジタルのストレートな想いは、ちゃんと博士に届いてました。そういう妄想込みで博士は救われてたんですね〜。で、ヤッちゃってその妄想が壊れることを恐れて告白を受け入れてなかったと。まるで乙女でな発言に、ジタルが本気出して落としました(笑)

ここまでが2巻で、3巻は「柱」が修復された後日談や、もろもろの余談がになります。だから、2巻まででもOK。妄想で自分を殺す上役にちょっとした仕返しがあるので、私は読んでスッキリしました。

ということで、読んだら泣く確率が高いいもあんさんの作品ですが、今回は最後まで軽く読めました。「267夜」とセットで読むと、より世界が広がりますよ〜。

◆あらすじ(Amazonより)
お前の妄想にいつも救われている。――世界を支えている“柱”を観測する学者・モノカエ博士と、彼の身の回りを世話する従者・ジタル。他人の心が読めてしまう“サトリ”である博士は、人を避けて孤島に住んでいたが、まっすぐで裏表のないジタルだけは唯一気の許せる相手だった。ただし、ジタルの恋慕からくる妄想を除けば…。そんなある日、柱の計測値に異変を感じた博士は、ジタルとともに旅に出るが――…。

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