悪党に似合いの男 (キャラ文庫)
ヤクザ・鬼塚正巳(おにづかまさみ)×闇医者・市井正宗(いちいまさむね)

《感想》

久しぶりのBL小説ということで、積読山から選んだのは火崎作品。自分の好みを外れることがまずない、My鉄板作者さんです。ほとんどの作品が1冊で完結するので、読みやすくておススメです。

今回は、受けの市井目線で話が進みます。ヤクザ×医者ってBLでは超定番の組み合わせですが、今回は更に一ひねり。医者は仮の姿で、金も権力もある本来の立場が別にあり、本名も実は違います。

市井も鬼塚もしっかり自立した大人の男ですが、心に満たされない部分があって、それにぴったりはまったのがお互いでした。2人で一緒にいるために市井は本来の立場に戻り、鬼塚はヤクザを捨てます。この結末は、裏社会が強いBLではちょっと珍しいかも。

欲しいのはお前だけ、という一途な関係は大好物。弱気になるのも、好きだからこそ。揺れる市井が、なんだか可愛く見えました。鬼塚は逆に安定感があって、狼というよりは忠犬ドーベルマンって感じかな。

脇役の秘書さんも、いいキャラしてましたね〜。続編があるなら、この秘書と会話にだけ登場した「市井の兄」なんて、どうでしょう。

◆あらすじ(Amazonより)
医師免許のない私が、ヤクザに目をつけられるなんて最悪だ―。医療の知識も腕も抜群だけれど、ワケアリで闇医者として田舎町にやって来た市井。そんな彼の診療所を頻繁に訪れ口説いてくるのは、地元ヤクザの鬼塚だ。「お前は何かを憎むみたいに治療する」と、飄々とした顔で、核心をつく鋭さを見せてくる。油断ならない男に惚れられ辟易していたある日、鬼塚に殺人事件の容疑がかかり…!?

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