破廉恥なランプ (二見書房 シャレード文庫)
ランプの精・キファーフ×会社員・猪瀬匡(いのせたすく)
※シリーズ物です。既刊感想はコチラ→「淫猥なランプ」
《感想》
前作の感想が、もう3年半ほど前の事。とにかく面白かった記憶があったので、自分のブログ記事を読んで復習してから読み始めました。いやぁ、今回も最高に面白かった!
キファーフのオヤジエロギャグは、本作でも絶好調。オヤジギャグってよく馬鹿にされますが、実は頭のいい証拠なんじゃないかと私は前々から思ってました。だって会話の中でとっさに思いつけるんですから、回転が速くないとムリでしょう。
だから匡が悩んでいることも、ちゃんと気づいています。匡が自分で言い出すのを待って、長引いたらちょぴり強引に迫って聞き出し、寿命の違いに対するキファーフなりの答えを言葉と行動で示す。なんとも最高のエロオヤジじゃないですか。
今回は新たなランプの精も登場しました。「オマタパッカン」「チョットダケーヨ」なイシュタルと、「ダマリンナ」「ブキヨウデス」のイウサール。どんなキャラかは、前回同様に名が体を表してますね(笑)
前回同様といえば、大きな事件に巻き込まれるのも一緒。そして人知れず解決して世界の平和を守ってるのも一緒です。新キャラのイシュタルは、なかなかの活躍っぷりでした。オマタパッカンイラスト、最高!
ランプの精が増えて手狭になった猪瀬家は、次回は引っ越しかな。続編もちろんありますよね?待ってますよ〜。
◆あらすじ(Amazonより)
ランプの精・キファーフと恋人同士になった匡。幼生・サラマも加えた三人の暮らしに慣れたある日、新たなランプの精・イシュタルがやってくる。ゴージャスな美青年で色欲の権化のようなイシュタルは、キファーフの古い馴染みらしい。つい二人の関係を疑う匡だったが、逆にキファーフの深い愛を思い知らされ、甘く喘がされる始末。しかし、イシュタルの忘れられない主の話を聞いた匡は、自分とキファーフの未来に不安を抱き始め…。
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