飴色パラドックス(3) (ディアプラス・コミックス)
週刊誌カメラ担当・蕪木元治(かぶらぎもとはる)×週刊誌記者・尾上聡(おのえさとし)
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「飴色パラドックス 1」「2

《感想》

久しぶりのBL感想は、積読山の中から何を読むか、チョイスすることから始まりました。リハビリみたいなもんですからね〜、楽しくスッキリ読める作品がいいじゃないですか。で、しばらく悩むことアレコレ。最終的に選んだのがこれ「飴色パラドックス」の3巻です。

このシリーズは1・2巻とも楽しく読めたし、何より夏目さんはお名前買いする大好きな絵師さん。絵もストーリーも安定感があって、まず外れることはありません。発売されたのが去年の11月で発売後すぐに買ったから、熟成期間は4か月(笑)。ずいぶん長く放置してしまいました。

まずは復習をかねて自分の感想を読み返したら、「一応2巻で一段落」とありました。ただ続編の話もあったようなので、無事に続きが出て何より。巻を重ねるとパワーダウンする作品もありますが、この作品については全く問題ありませんでした。

というより、むしろ面白さは増しているというか。BLを久々に読んだ贔屓目もあるだろうけど、ニタニタ笑いながら漫画を読んだのは、本当に久しぶり。この作品、こんなに楽しかったんですねぇ。

すでにカップルはできあがっていて、そこに当て馬らしき人物が絡む展開自体は珍しくありません。でも今回、主人公のどっちも、相手を想う気持ちにまったくブレがないんですよ。誤解する間もないというか、しかかったらそのまま放置じゃなくてすぐにフォロー。甘える相手も間違えてません。うんうん、正しい行動です。

仕事に関しても、人と比べて焦ったり落ち込んだりすることもあるけど(※特に尾上)、根本は揺らがずちゃんと相手を見ています。こういう真っ直ぐな視線が本当に気持ちいいんですよね。あ〜、やっぱり復帰戦にこの作品を選んで本当によかった!

「やっぱりBLは面白いわぁ」と再認識できた作品でした。さぁ、この調子でのんびり積読山を制覇していくぞ〜!

◆あらすじ(Amazonより)
尾上(おのえ)と蕪木(かぶらぎ)がつき合い出してそろそろ一年。 編集部に中途採用の新人・笠井(かさい)が入ってくる。 だが後輩ができて喜ぶ尾上に対し、笠井は最初から尾上をライバル視している様子。 しかも尾上のスクープ獲得率の高さが蕪木にあると気付いたらしい笠井から 「蕪木さん、もらいますね」などと宣言され!?

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