蜜の王国 (花音コミックス Cita Citaシリーズ)
黒蟻・黒(クロ)×アブラムシ・緑(ミドリ)
アブラバチ・ハチ×働き蟻・スズキ ほか
※短編連作集です。既刊感想はこちら→「蜜の王国1」「2」「3」
《感想》
ほのぼのした虫BLシリーズもいよいよラストとなりました。あ〜、名残惜しい…。
3巻あたりからの、もはやBLの文字を外しても問題ないような流れは今回も健在。みんな、相手のことを一生懸命考えて、悩んで迷って。最後には緑ちゃんの素直な感想や可愛い突込みに、ほんわか丸く収まります。
それは今回から登場した、天道組のライバル・二十八組の面々も同じこと。卑怯な手段が大得意な彼らでさえ、直球勝負の緑ちゃんには勝てません。いや〜、やっぱり緑ちゃんは最強ですよ〜。
ハチとスズキさんのカップルも無事に告白をしたし、一通りの伏線は拾ったかな。唯一心残りがあるとすれば。やっぱり黒と緑ちゃんの、エッチいお食事シーンが見れなかったこと。いや〜、だってBL愛好者としてはやっぱり、ねぇ(笑)。
ということで、ラストまで路線変更もなくきっちり楽しめました。今はBLもバリエーションが豊富だから、こういうほのぼの微BLの需要はまだまだあるはず。またこういう可愛いお話、読みたいもんです。