FOOT FETISH (B-PRINCE文庫)
暴力団組員・姫澤基(ひめさわもとい)×靴店オーナー・弓削英人(ゆげひでと)
《感想》
久しぶりに気持ちのいいエロっぷりの受け(笑)に出会えました。イラストも大好きな笠井あゆみさんで、もう文句なし。人前ではカバーをはずせない表紙が最高〜!
こういう変態受けさんの場合、攻め視点で話が進むことが多いんですが、今回は受け目線。しかも一人称というのは珍しいですね。元々足に強い関心を持っていた英人ですが、理想の足を持つ姫澤に出会い、変態として(笑)開眼します。姫澤の足型を作っていて発情して我慢できなくなるレベルですから、相当の重度かと。
今まで本人はまったく自覚してなかったので、多少はショックも受けてます。でもあんまりウジウジしてないし、発情モードに入ったときは快楽を満たすことに一直線で迷いません。英人が心底喜んでるから、読んでて辛い感じはゼロ。ある意味、とってもすがすがしいぐらいの乱れっぷりなんです。
そんな英人のお相手で理想の足の持ち主・姫澤はSの設定なんですが、普段は普通に会話して英人に気を配ってるし、地域密着型の昔かたぎなヤクザです。英人のぶっ飛び具合に比べたらまだまだ可愛いモノかと。もっとも姫澤も英人に出会って目覚めたようなので、これからもっと極めていくのかも。
今回は、主人公たちの出会いと落ち着くまでがメイン。地域の再開発にともなう放火と組同士の対立は、手打ちでするっと流されてます。でも敵キャラの白スーツは今回名前も出てないし、今後まだ二人に絡んできそう。これは続編ありってことですよね。もしそうなら、英人のノリノリなエロシーンを期待してますよ〜。