百日の騎士 (リンクスロマンス)
騎士・ランスロット×大学生・安城寿音(あんじょうじゅおん)

《感想》

あの有名な「アーサー王」をベースにした、ちょっぴりファンタジーBLです。といっても物語の登場人物同志でカップリングを作ってるんじゃなく、現代にやってきた中世の騎士・ランスロットが恋に落ちる相手は、現代の若者・寿音。王妃様じゃBLになりません。

しかもランスロットの本名は別で、とある事情から物語のランスロットを名乗らされているという裏事情があります。とても有名なお題から驚くほど広がった想像力は、さすが剛しいらさん。素人の私がお風呂に入りながらぼ〜っと妄想するのとはレベルが違いますねぇ(笑)。

出会った最初からお互いに好感を抱いてるのは、剛作品では定番の展開で。お互いに深く知れば知るほど惹かれていき、話の半ばでベッドタイムに突入。後半は、現代に滞在できるのは「百日」というランスロットの事情がメインになっていきます。

なぜそうなったのかは中世の人間だけでなく、現在よりもさらに未来の人間までかかわってきます。空想の物語を現実にしてみたい…って夢は誰でもあるけど、それを実行することが現実にできるようになったら、ある意味とっても怖いですねぇ。だって自分にとっては理想の世界でも他人にとって理想とは限りませんから。あくまでも妄想は妄想で止めておくのが正解かと。

そんな妄想の被害者となったランスロットですが、やられっぱなしじゃありません。いったんは過去に戻るものの、剣ではなく頭を使って現代・寿音の元に帰ってきました。今後の仕事も既にあるし、現代でも生活に困ることはなさそう。おまけに戸籍まである手段で手に入れました。まさに「情けは他人の為ならず」ですね。

メインの舞台が現代で、読み易いけどちょっぴり盛り上がりが少なかったかな。内容には★3つで、イラストで★ひとつ追加しました。ランスがとっても私好みなんですよ〜(笑)。ワイルドだけど目が優しくて、あ〜いいわぁ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)英国に住む日英ハーフの大学生・寿音は、ストーン・ヘンジをバイクで旅行中、突然の爆風と共に現れた西洋甲冑を着た大男と出会う。言葉も通じず、周りの状況すべてに驚きを露わにするその男を見捨てられずに、素性の知れないその男を家に連れ帰った寿音。身振り手振りと、わずかばかり聞き取れる彼のラテン語らしき言葉から分かったのは、ランスロットという名前と、彼が円卓の騎士の一人で魔術師により異世界に飛ばされてしまったという内容だった。百日経てば元の世界に帰れるという彼の言い分に、半信半疑ながらも一緒に過ごすうち、紳士的な彼の内面に寿音は徐々に惹かれていく。いつか別れがくると知りながらも、その気持ちは止められず―。
(Amazon「内容」より)

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