空の王国 (アズ・ノベルズ)
シン国騎士・正宗(まさむね)×シン国王弟・ソラ 表題カップル
ギサイン国第4王子・來(らい)×シン国王長男・瑠璃(るり)
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「異界の王

《感想》

前作の「異界の王」の受けさんが大好きでした。続きが出るといいな〜って思ってたら、同じ世界観の作品が発売に。これは読まなきゃ!と、即買いしました。前作みたいに男気あふれるキャラ(笑)だったらいいなぁ、って期待しながら読書をスタート。

今回は、前作主人公達を夫婦としてして指名した神さまがいる国・シン国が舞台です。登場人物でリンクしてるのは、神さまのライだけ。あとは今回オリジナルのキャラばかりなので、前作を読んでいない初読みさんでもまったく問題ありません。私としては前作の最強カップルのその後も見たかったんですが…わがままですみません(笑)、ハイ。

長編と中編の2作が収録されていて、時間軸としては後半の中編のほうが先になるそう。でもこちらも別カップルのお話なので、収録順に読んで大丈夫でした。まずは長編の感想から。一言でいうなら、天然ほわほわ王子と能力はとっても高いのに残念な駄犬の話(笑)です。

年に一度もっとも優秀な騎士を選ぶ大会で優勝した実力だけでなく部隊の兵に絶大な人気もあり、戦うことに関しては正宗はとっても優秀です。ところがソラに一目惚れしてから、駄犬ぶりが次々と明らかに。自室に来たソラをいきなり頂いて「寝たから恋人、捨てたらバラす」と脅したり、剣術練習でソラに軽く傷をつけた隊長に向かっていったり、あげくの果てには王の命令に不服を唱えてます。

腹黒で自分の変加減を自覚してるならまだしも、まったくの素だから厄介で。やっぱり天然のソラだから、相手が務まるんでしょうねぇ。私だったら、こんなに話がかみ合わない相手は絶対に無理。攻めさんとの相性の合わなさが後引く話でした。前作キャラとは相性抜群だったから、ちょっぴり残念。でも話は軽くサクサク進むので、楽しめる人も多いと思いますよ。

短編は、ソラの甥の話。長編は受けのソラ目線でしたが、こちらは攻めの來目線で進みます。前作と同じように、來はシン国の花嫁を求めてやってきました。相手となった瑠璃は、王の長男。普通なら認められるはずのない恋に、瑠璃の秘密が絡んできます。シン王一族で自分だけ漢字の名前、儀式には参加を認められず、王位継承権もない、とくれば大体予想がつきますよね。

疎外されたような立場なのに、瑠璃はとってもいい子なんです。国王や周りが愛してくれてるのもよく解ってて、でもだからこそ苦しかったんですねぇ。哀しいけど切実な願いを神さまが前倒しで叶えてくれました。個人的には、表題作よりも好きかな。続編が今後発売されるようなので、楽しみ〜。

ところで。最近のBL小説は、リンク作や同じ世界観でも、主人公が代わると絵師さんも違う方になるパターンが増えました。本作もそう。いろんな方の絵で世界を楽しめるから、主人公ごとに統一してもらえれば私としては問題なし。一人の絵師さんだと、人気者の場合にスケジュールが押さえられなくて続編が出しづらいとか、そんな大人の事情もあるのかもしれませんね。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)圧倒的な力を示し、天青の騎士となった正宗。空を司る生き神であり、可憐な容姿がコンプックスの王弟ソラは、正宗の勇姿に憧れ、剣の指南を受けようとする。正宗はひどく無愛想だったが、それは、ソラに熱烈に恋するがゆえだった。正宗の強引な求愛に戸惑うソラ。二人を引き離そうと暗躍する黒衣の従者。そんな折に正宗が竜討伐に行く事となり、ようやく自分の気持ちを自覚したソラは、思い切った行動に出る。
(Amazon「内容紹介」より)

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