標的は貴方 (角川ルビー文庫)
某国軍スナイパー・エリアス=ベック×警察庁刑事・宇田川悠貴(うたがわはるき)

《感想》

消費税が8%になって、もう1か月以上。BL本にも例外なく値上がりしてますね〜。最近は文庫本でも700円代が珍しくないなか、税別定価が500円台作品も多い新書館ディアプラスとルビー文庫は、BL愛読者の力強い味方。今後もお願いしますよ〜。

本作はそんなルビー文庫の作品。一時期は私の好みと傾向が違ったレーベルでしたが、最近は読む機会が増えました。といっても、成宮ゆりさんと天野かづきさんがほとんど。特に成宮さんは相性がいいようで、本作も成宮作品です。

話は宇田川の一人称で進みます。とある事件の被害者が某国軍人と大物政治家の孫娘だったことから、宇田川は療養中だったエリアスと共同で捜査することに。関係諸国や部署の事情が絡み難しいながらも捜査をする二人は、お互いを知り危険を乗り越えるうちに、惹かれあっていきます。

堅物真面目に見える宇田川は、上司との関係も「出世のため」と割り切れる上昇志向を持った意外としたたかな性格。かといって、スレてるわけじゃありません。そしてエリアスはいい加減に見えて、プロのプライドや過去の出来事がトラウマになる優しさを持っています。こんな二人だから、自立しながらも弱ったときは支えあえる関係になれたんでしょう。

ということで、わたし好みな作品でした。事件の背景もネタバレしてるので、一応完結しています。一応とつけたのは、宇田川が最初に降格した事件が簡単にしか明かされていないから。続編でこのネタを使うつもりなのかな〜、なんて考えすぎでしょうか(笑)。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)凄腕と噂の年下狙撃手・エリアスと、軍人狙撃事件の協力捜査を始めた警察庁の宇田川。出世に拘る宇田川は、自分がゲイだと見抜いた上に横柄で飄々としたエリアスに苛立つ毎日。しかし何者かに狙撃された彼を匿い自宅へ泊めた際、悪夢に魘される姿に絆され「一緒に寝てやろうか」と誘ってしまう。余裕な顔の裏に隠された苦しみの原因が気になりつつも、一夜限りの関係だと忘れようとする中、エリアスが引き金を引けないと知り…。秘密主義狙撃手×訳あり警察官のストイックラブ!
(Amazon「内容」より)

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