O.B.1 (EDGE COMIX)
O.B.2 (EDGE COMIX)
ミュージシャン・草壁光(くさかべひかる)×大学生・佐条利人(さじょうりひと)
モデル・青砥空乃(あおとそらの)×高校音楽教師・原学(はらまなぶ) ほか
※リンク作あり。既刊感想はコチラ→「同級生」「卒業生 冬」「卒業生 春」「空と原

《感想》

卒業式シーズン真っ只中になりましたね〜。袴姿の女子大生やちょっと着飾ったお母さん達からすると、昨日のような春の嵐は迷惑そのもの。私も高校の卒業式が大雪で大変でしたが、一番印象に残ってるのも高校の時。後になれば、これもまたイイ思い出です。

そんな卒業式シーズンのBLとして真っ先に思い出すのが、中村明日美子さんの「同級生」シリーズ。シリーズ完結作となる「O.B.」は、2巻セットでボリュームもたっぷり。読み応えと満足感のある内容に、にまにましながら読みました。

今回のメイン登場人物は、オールスター。タイトルの通り、高校を卒業した後の彼らがどんな日々を過ごしているか、登場人物が交代しながら短編シリーズで綴られています。

草壁&佐条は、トップとラストを含めて全部で5話。草壁が京都の佐条を訪ねたエピソードが5分割されてます。基本的に2人でいちゃついてて、可愛いんです。中でも、佐条に友人ができたことを喜ぶ草壁の笑顔と、佐条が草壁にプロポーズ返しをしたときの笑顔が、とにかく最高!!これが見れただけで、本作を買ったかいがあると本気で思いました。

ラストでは、お互い苗字から名前呼びに進化。結婚したら同じ苗字になるから、っていう理由がいいですねぇ。お互いを思って笑ったり不安になったりしながら、これからも一緒に前に進んで行ってくれると確信できる内容でした。

ソラノ&原は、なんとまだ未遂状態。ベッドポジションのどたばたかと思ったら、原の親へのカミングアウトに悩むという、ずっしりした内容もありました。どうするのが正解か誰も断言できないけど、原にとって空野は悩みを一緒に背負える相手になってたんですねぇ。

響&有坂は、有坂の娘が登場。こちらは家族へのカミングアウトを果たしています。そして2人の関係は更に一歩進んだようで。響が有坂に惹かれる回想もあり、ますます世界観が広がりました。

他に、佐条と大学友人の話や、ソラノとフジノの話、原の友人・小松の話までと、本当にオールスター。どの話も楽しいだけじゃなくピリっとした辛い部分もちょっぴり入ってますが、それらを飲み込んで今があるわけで。甘いだけじゃ、きっとこんなに愛されるシリーズになってなかっただろうな。

もう彼らに会えないのは残念ですが、もし叶うなら、10年後ぐらいに「10years after」みたいな作品を読んでみたいですねぇ。その頃には私がBLを卒業してるかもしれないけど、どこにいて何をしてようとも、絶対に買うことを今ここで誓います!(笑)

《オマケ情報》
AmazonのKindleや電子貸本Renta!といった電子書籍なら、同級生シリーズを安く読むことができます。本作「O.B.」はまだ電子化されてません→04.28現在、電子貸本Renta!で配信がスタートしました。

既刊もKindleは日本語PC対応していないので、ご注意を。スマホもタブレットも持ってない私としては、早くなんとかしてほしい〜。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)『同級生』『卒業生』の草壁と佐条、『空と原』のハラセンとソラノ、その他、コマっちゃんや有坂&響など、〈同級生シリーズ〉を彩る魅力的なキャラたちの"その後"を描いた待望の続編『O.B.』が、2冊同時で堂々の完結!!描き下ろし短編【ガールズトーク】収録《1巻》
(Amazon「内容紹介」より)

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