身代わり花嫁の誓約 (リンクスロマンス)
名家次男・鷲津威仁(わしづたけひと)×大学生・烏丸珠里(からすましゅり)

《感想》

先週末に引き続き、大荒れの休日となりました。ちょうど昨日注文していたBL本とバレンタインお菓子が届いたから、「大人しく本でも読んでなさい」ってことかな(笑)。

今日の本をジャンル付けするなら、主従一途+花嫁BLといったところでしょうか。時代設定は現代日本だけど、戦前の主家と家臣そのもの。もっとも主人公の珠里は、当然のこととして受け入れています。

そんな珠里が忠誠を尽くすのは、跡継ぎではなく次男の威仁。子供の頃のとある事件をきっかけに、一生かけて威仁の傍で守ることを誓いました。その想いは単なる忠誠というには熱を含んものだったんですが、本人に自覚はまったくありません。

海外の支社に駐在していた威仁が婚約者を連れて帰ってきたことで本心に気付くかと思いきや、相変わらず忠誠心が上回ったまま。命を狙われている婚約者の身代わりを務めるように言われても、ただ素直に受け入れ2人を守ろうと頑張ります。

そんな珠里の忠誠を受ける側の威仁は、いわゆるスーパー攻め様。もちろん彼も珠里をずっと想っていて、婚約も身代わりも、ある事情を利用して珠里を手に入れるために画策したこと。もちろん珠里は全て受けいれてくれました。

中篇2作で、前半は2人が想いを交わすまで、後半は今回の事件の決着となっています。珠里は武道が堪能という設定なのである程度は動きがあるんですが、期待したよりも大人しいんですよ。正直私には物足りなくて、もっと派手に動いて活躍して欲しかったな。

花嫁BLも今までにたくさん読んだから、定番だと満足できない体になっちゃったんでしょうねぇ(笑)。従順花嫁も好きなんですが、脇の人物の方がクセがありそうで気になってます。続編の匂いがとってもするので、忘れないようにチェックしなきゃ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)やわらかや顔立ちが印象的な大学生の珠里は、名門・鷲津家に仕える烏丸家の跡取りとして、心身ともに鍛錬に励む日々を送っていた。そんなある日、珠里は幼い頃から仕えてきた主の威仁がザーミル王国のアシュリー姫と婚約したと聞かされる。その知らせにどこか寂しさを覚えつつも、威仁の大事な婚約者を守るため、人前ではアシュリー姫の身代わりを引き受けることになった珠里。だが、身代わりのはずなのに、まるで本物の恋人のように扱ってくる威仁に次第に戸惑いを覚えはじめて…。
(Amazon「内容紹介」より)

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