獣の理 (ショコラ文庫)
狼族の騎士・グレン×会社員・粟野聖明(あわのきよあき)

《感想》

もふもふ〜!元からケモ耳は私の大好物ですが、こう寒くなるとより一層ありがたみが増しますねぇ。本当はリアルケモ耳がいればいいんですが、ペット不可マンションに住む我が家では、無理。

せめてBL妄想世界だけでも、暖かく過ごしたくてチョイス…なわけではありません(笑)。購入の決め手は、大好きな作者さん&大好きな絵師さんだから、という基本的な理由。円陣闇丸さんのもふもふはかっこよくて、期待以上でした。

主人公は、現代日本に住む聖明。出張中に親と愛犬が殺され、聖明一人が残されました。不動産開発販売会社に勤めながら、今までと変わらない日々を過ごすことで、寂しさを誤魔化しています。そんな聖明の元に現れたのが、グレンで。

獣人たちが争う世界から飛ばされた彼を、聖明は受け入れ面倒をみることにします。ただし、条件付(笑)。聖明が望んだときには狼姿になって好きなだけ触らせるという、個人的にはめちゃくちゃ羨ましい状況です。もっともグレンたち獣人にとって獣姿になるというのは、弱みをさらす屈辱的な行為だそうで。抵抗されますが、半分脅すように押し切ります。

こんな感じで、聖明はグレン相手に自分の主張をはっきり言います。BLでは、なぜか異世界人がオレ様なことが多いので、ちょっぴり新鮮でした。受け攻めが対等な関係、これも私の大好物ですねぇ。

こうして一緒に暮らし始めた2人ですが、穏やかな日々が過ぎるかというと、まったくそんなことはなく。大変な目にあったのは、聖明でした。仕事がらみの逆恨みで襲われ、身近な人物のターゲットになり、そして最後は両親の事件へと繋がる出生の秘密が明かされます。

おまけにグレンを迎えに来た新たな獣人の到来もあり、とにかくてんこ盛り。文庫ながら厚みがあり文字も詰まってるのも、納得です。ただ山が多すぎて、少し散漫な印象になった感も。後輩のネタは削ってもよかったかも。

最後の決断は、グレンが決めました。彼は不言実行タイプ。黙って聖明を守っていたように、大事なポイントは外しません。でもこれ、場合によっては聖明とのケンカの元にもなりそう。めでたくパートナーになったんですから、これからはちゃんと話した方がいいよ〜。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)満月の夜、古い一軒家で一人暮らす粟野聖明の前に、獣の耳と尻尾を付けた偉丈夫が現れた。聖明は異世界から魔法で跳ばされてきたその男・グレンが美しい狼に変身できると知り、「好きな時に好きなだけ撫でさせろ」を条件に、家に置いてやる事にする。誇り高く獰猛なグレンは全く懐いてくれないが、彼を餌付けしモフモフする日々は聖明の孤独を癒していく。だがそんな時、聖明の身辺で奇妙な事件が起こるようになり―。
(Amazon「内容紹介」より)

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