皇帝と盗賊 (プラチナ文庫)
双子の盗賊実は…ラドウィグ&エドウィジ×ヴァスヴァル国11代皇帝・シエラ

《感想》

このブログでも何度か書いてるし、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私はあまり3PBLを読みません。99%の作品は攻め2人×受け1人かつ主人公は受けというパターンで、読んでいて必ず攻めのどちらかに肩入れしてしまうんです。そうなると、みんな仲良く、というラストが納得できなくて。

こんな理由で避けていた3Pモノですが、大好きな作家さんと表紙の絵の雰囲気に惹かれてあらすじをチェックしたところ、大丈夫そうな気配が。思い切って挑戦してみることにしました。

結果は大正解!途中で投げ出すことなく、最後まで楽しめました。無事に読了できた最大の理由は、双子のキャラ。ほとんどの3P物って、攻めの性格や容姿の違いを強調して書かれていることが多いですよね。それが3Pの面白さでもあるんでしょうが、そのせいでキャラの好き嫌いができてしまいます。

今回は双子なので、容姿はそっくり。性格も若干の違いはありますが、ほとんど判らない程度なんです。おかげで、まるで一人しか相手にしていない感覚で読めました。しかも2人ともシエラをとても大切にしてるので、恋愛面では甘々。痛いや哀しいは、ありません。

双子がそっくりなのにはちゃんと理由があって、大きな展開へと繋がります。話のベースは、ギリシャ神話の世界かな。対決シーンはもうちょっと読みたかった気もするけど、神様の戦いは下界じゃ嵐や雷といった気象異常になるから、まぁいいか。今年は現実でいっぱい体験しましたから。

2人に愛されるシエラも、次第に自分で考え行動するという成長が見られてよかったですね〜。「何にもしなくていい」なんて愛され方じゃなくて、本当によかった(笑)。こんな感じで、3PBLにありがちな地雷(※個人的に)がまったくない作品でした。

神楽作品はちょっぴり久しぶりでしたが、やっぱり相性がいいことを再確認。のんびりペースでかまわないので、また新刊が読めるといいな。のんびり待ってますね〜。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)拉致された皇帝シエラは、両性具有である体を晒されたあげく、館に幽閉されていた。守護者であるはずの神の助けもない。だが神の代わりに、館を襲撃した双子の盗賊ラドとエドに助けられる。権力ではなくシエラ自身を望まれ、二人がかりで愛されて知った悦楽と人の温もり。やがてシエラは、二人を従えて帰還し―!
(Amazon「内容」より)

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