恋愛できない仕事なんです (ディアプラス文庫)
刑事後輩・塚原一頼(つかはらかずより)×刑事先輩・本名映視(ほんなえいし)

《感想》

以前ネットで、「結婚したい男性の職業ランキング」なるものを見かけました。堂々の1位は、公務員。安定してるイメージなんでしょう。自衛官や刑事も公務員だけど、都会が現場の警察官は縁遠くなりそう。事件が最優先ですからね〜。自衛官も「守ってもらえる」イメージがあるそうですが、彼らが最優先で守るのは国と国民であって、家庭はむしろ奥さんがどっしり構えてないとダメなんじゃないかな。

で、本作の主人公達は、そんな公務員だけど3Kな職業・刑事です。本名と塚原は、何かにつけ小競り合いを繰り返していました。ある日聞き込みにいったゲイバーで飲んでるうちに、「実は男がいいんじゃないか」と塚原に問われなぜか二人で試すことに。

BL愛読者なら、塚原の健気な片想いにピンときますが、残念ながら本名は取調べ相手に「恋愛したことがない」と指摘される恋愛オンチ。だから行為の後も、二人はすれ違います。こうなると背中をドンと押してくれる出来事がないと、事態は動きません。もっとも二人はそんな事件には事欠かない職業だから、ちゃんと本音を伝えることができました。

ここまでが中篇2作の前半で、後半は、前半の事件で逃亡中の犯人を追いかけて和歌山まで行きます。当て馬が登場し、塚原は警戒心たっぷりだけど本名にとっては頼れる先輩でしかなく、ここでまたすれ違いが発生。事件解決後に、ちゃんとボディコミュニケーションで不安を解消です。言葉はモチロンだけど、行動も大事ですよね。

ということで、気が合わないのは実は気になってたから、という王道BLでした。最近このパターンの作品をよく読んでる気がします。キャラの性格が好みかどうかで作品との相性が決まる私としては、今回は本名も塚原も良い感じ。気持ちよく読了できました。北上れんさんのスーツイラストも、いいわぁ。

ところで、作中に登場したアニマルワールドのモデルになったテーマパークは、随分前にいったことがあります。その頃からパンダはゴロゴロいて(笑)、上野動物園の混雑具合がウソのようでした。木の上でそっくり返って寝てるのになぜか落っこちないんですよ。土で汚れてもさすがはパンダ、可愛かったなぁ(笑)。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)警視庁、薬物捜査係の刑事・本名は後輩の塚原のガサツさが嫌いだ。 苛つく本名に対し、改める気配のない塚原の態度がまたストレスだった。 ある日一斉摘発があり、事件に関わった男をとり逃がした二人。 手がかりを得るため男の恋人を取り調べていた最中、本名は「あなたってさ、恋愛したことないでしょ?」と指摘される。 言葉の意味を測りかねていた時塚原にゲイバーへの聞き込みに誘われ、出かけていった本名だが……!?
(Amazon「内容紹介」より)

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