パラレルライン (GUSH COMICS)
専門学校生・南一弥(みなみいちや)×専門学校生・二郎(じろう) 表題カップルほか
※短編集です。一部シリーズあり。
《感想》
先日読んだ「睨めば恋」が楽しかったので、昔の作品も買ってみました。この頃から三白眼はデフォルトだったんですね〜。「睨めば恋」は、更に磨きがかかった集大成かな。
表題シリーズは、表紙の二人の話。1作目はやや一弥目線、2作目はやや二郎目線になります。入学した専門学校で好みの同級生・港を挟んで対立してますが、目標に対する本気度合いはお互いに誰よりも理解していました。それは実は「好き」だからでもあったんです。間にいる港が一番良くわかってて、二人の背中をがっつり押してくれました。
2話目は、恋と目標のバランスが不安定になった二郎に一弥が渇をいれてます。この話、最後までヤッてなくてベッドポジションが実は不明なんですが、本作の雰囲気から、一弥を前に書いてみました。実際はどうなんだろうねぇ。
面白く読めた表題シリーズで、唯一気になったのは二人のアイドル的存在の港の顔。二人が一目見てお近づきになるほど可愛い設定だけど、その目の大きさがどうにも不自然というか、はっきりいうと生理的にムリ…。壊滅的なファッションセンスと男気溢れる性格はとっても好きなんだけどな〜。★4つじゃないのは、そのせいです。
残りの短編、細目キャラのみ。学生さんも社会人も、みんな「好き」アピールが下手だけど一生懸命で好感持てます。こういうの読むと、自分も頑張らないとなぁってきになります。とりあえず、私が今頑張ることはBL読書とブログの更新(笑)。好きなことだから、ますます加速できるといいな。
海王社 2012-08-09