この世界のどこかにいる運命の君へ (ガッシュ文庫)
大学生・佐々原吾郎(ささはらごろう)×大学生・多岐川透(たきがわとおる)

《感想》

3.11が近づいてきて、テレビの番組も震災や防災関連が増えてきました。こういう時に防災グッズの点検をしておくと、いざという時に慌てなくて済みます。我が家も見直したところ、薬や保存食の期限切れや、電池が弱くなっているものも。さっそくそろえ直しました。今なら防災コーナーも充実してるので、ぜひチェックしてみてください。

さて本題へ。今日のBL本は、タイトル買い。「運命の相手」って、男女問わず一度は憧れたり考えたりしたことあるんじゃないでしょうか。私の妄想の相手は、大富豪で優しくて頼れて…、いわゆるスーパー攻め様。庶民の妄想としては、ごく一般的じゃないかと(笑)。

本作の主人公・透の探す相手は、ちょっと違います。出会った相手を運命と思い大切に付き合っているのに、なぜかいつも振られてばかり。しかも最近は「偽物の愛」と言われてしまいます。だから透は「本物の愛」を目指ししますが…。

透の一人称で進むこのBL小説、中篇2作が収録されています。前半は、付き合ってもすぐに振られる透が運命の相手・吾郎と結ばれるまで、後半は社会人になって時間がすれ違う二人が想いを確かめ合う、という展開です。

透の愛が偽物と思われてしまうのは、誰にでも優しいから。別れた相手が辛い立場にいたら、無視できない性格なんです。でもそれは、恋人からしたら複雑なんですよね。透の心が自分にあると頭で解っていても信じきれず、嫉妬もするし不安にもなる。そんな自分が嫌になって透から離れてしまうんです。

吾郎はそんな透をずっと傍で見てきたから、透の本気を誰よりも理解していました。そして透にとっては誰よりも失くしたくない相手になってたんです。それを友情と呼ぶか恋と呼ぶか、それだけの違いだったということ。幸せは身近にあるという、青い鳥BLでした。

大学生の日常的な恋愛がテーマなので、殺人事件や陰謀はありません。タイトルからはもっとドラマティックで粘着質(笑)な話をイメージしてたんですけどね。重いBLが続いたときの気分転換に向いてるかな。透の性格がさっぱりしていることもあり、全体的にさらっと読めました。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)「また振られたのか」「または余計だ」大学三年の透はモテる。友人曰く、天然ヒトタラシの透だが、つねに本気の恋をしているつもりだ。でも必ず振られる。「あんたの愛は偽物なんだ」そう言われて、また別れを告げられた。じゃあ、どうやったら本物の愛が手に入るんだ?そして振られたあと、透は必ず親友の家へ行く。武骨で無愛想な高校からの親友、吾郎が蒲団を半分空けて待ってるから。―失恋ばかりの好青年。本物の恋は見つかるのか…?
(Amazon「内容紹介」より)

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