狼の妻籠み (白泉社花丸文庫)
人狼族トップ・真神鋼(まがみはがね)×はぐれ人狼・水守瀬津(みずもりせつ)

《感想》

もふもふです!完全な狼姿からケモ耳&シッポまでバリエーションも揃っていて、もふもふ好きとしては大満足な一冊でした。

群れで暮らす狼の習性や、月の満ち欠けで変化する狼人間の設定など、一般的に「狼」と聞いて連想するものは一通り詰め込まれています。そんな彼らが暮らすのは異世界ではなく現代社会で、人間にまぎれつつ自分達のテリトリーを築いています。

でもそんな人狼社会のルールに馴染めず飛び出したものもいて、瀬津も祖父や先祖が飛び出したはぐれ狼。しかも人狼であること以外にも秘密を抱えていて、両親を亡くした今はひっそり孤独に生きるつもりでした。それに見合う強い自立心も持っています。

そんな日常がある出来事をきかっけに崩れ、人狼族に見つかってしまいます。なぜかリーダーの真神は瀬津に執着し、強引に瀬津の秘密を暴いてきます。そのまま「好きだから」を理由に無理矢理の展開か、と思ったらこれが意外な方向へ。真神は瀬津の意思を尊重できる紳士狼でした(笑)。

瀬津も本能で真神に惹かれてるんですが、いろいろあって素直に本音は明かせません。そんな瀬津の言動に、本気で慌てたり喜ぶ真神が可愛くていいんですよ〜。人狼は礼儀として同族の前では耳としっぽは出す、という設定がものすごく効いてます。これのおかげで、本音がだだ漏れ。

そんな2人の恋愛模様に、人狼族を狙う人間達が絡みます。今回はとりあえず捕まった仲間を救出できましたが、黒幕とか背景については具体的な説明はないまま。瀬津がリーダーの伴侶として一族全体に認められるか、瀬津の決意はともかくはっきりしないし。そう、続編間違いなし、な終わり方なんです。

同人誌では、瀬津の花嫁修業とか書かれてるみたいですね〜。電子書籍で販売してくれないかなぁ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)大学生の水守瀬津は、実は満月の夜に狼へ変身する人狼だ。天涯孤独の瀬津は、もう一つの重大な体の秘密のため、人狼族の仲間からも隠れて暮らしていた。ところが、人狼族のボス・真神が、瀬津の不思議な匂いに惹かれ、群れに入らないかと口説いてきた。「どうしておまえの匂いは、こんなに俺を惹きつけるんだ?」匂いのもとを探ろうと、真神は瀬津の肉体を強引に暴こうとするが―。
(Amazon「内容」より)

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