(最終更新:2018.04.23)
2018.03.28以降、作品の購入がチケット制からポイント制へ変更されました。詳しくは「意外と簡単 ポイントの買い方」で確認してください。
Amazonの「Kindle Paperwhite」や楽天の「kobo
」が発売されてから、電子書籍がすご〜く気になってました。でも端末高いし、コンテンツを買うにはクレジットカードが要るし、ちょっとハードル高かったんです。それに電子書籍なのに価格がほとんどの紙本と変わらない、っていうのもなんだか納得できなくて、結局まだ買っていません。
でも電子書籍を試したい気持ちが日々高まり、評判や口コミなんかもチェックして、ついに前からよくPC広告で見かけた電子書籍レンタルサイト「電子貸本Renta!」に登録しました。商業作品単行本以外には手を出さないつもりだったので、自分の中ではけっこう思い切った決断だったんですよ、実は。
「電子貸本Renta!(※以下Renta!)」は他の電子書籍サイトとはちょっと異なり、名前のとおり貸本=レンタルという形を取っています。基本は無期限レンタルですが、48時間限定だけど価格が安くなる設定もあります(※作品により異なる)
また、自分のPCにコンテンツや専用ソフトをダウンロードする必要がありません。PC・タブレットや携帯(※docomo非対応)・スマホからもサイトにアクセスして閲覧でき、専用端末も不要。気軽に試し読みできるので、最近は電子書籍限定の作品を中心に楽しんでます。
といっても、もちろん注意点もあって。そこでRenta!登録&購入体験談をまとめました。長文ですが、興味のある方はお付き合いください。
項目一覧
1.試し読みや無料作品で相性チェック
「百聞は一見にしかず」の言葉どおり、何事も体験するのが一番。そこでまずは一番簡単な「無料サンプル」で試し読みを体験です。
サンプルを見るのは無料で、会員登録の必要どころかRenta!サイトを開く必要もありません。表紙画像下にある「無料サンプル」をぽちっと押すだけ。ここではお試し用にコミック3作品と小説3作品、いろんなジャンルの人気作品を用意しました。
■コミック | ||
■小説 | ||
サンプルなので、だいたい10数ページ程度でしょうか。「これじゃしっかり確認できない!」という人には、「だれでも無料」作品がおススメです。こちらも会員登録は不要で、試し読みとの違いは、まるまる1冊読めること。
丸ごと読むには、作品画像から開くRenta!詳細ページで、「無料で読む」ボタンを選択。サンプルと同じような画面が開き、すぐに読めます。
■だれでも無料 | ||
「だれでも無料」作品は、分冊版やお試し版を含めて1000タイトル以上(2018.03.08現在)。学校が休みの時期や、人気作品の映像化に合わせて期間限定無料になることが多いですね。長編作品だと3〜5巻無料もあり、愛用させていただいてます(笑)
「だれでも無料」作品一覧は、「電子貸本Renta! トップページ」左上のメニュー「だれでも無料」から確認できます。
最終ページまで読んだら、ウィンドウを閉じて終了。私が思っていた以上に簡単で、動作もさくさく読めてびっくりしました。自分のPC・タブレットやスマホで問題なく動くか確認して、見え方に抵抗がなければ次は会員登録です。
残念ながら「やっぱり電子書籍は合わない…」という方は、また次の機会に試してください。
2.Renta!会員登録は無料
電子書籍をレンタルするには、無料の会員登録が必要です。
以前は専用のIDが必要でしたが、現在は「Yahoo!」「Twitter」「LINE」「Google」のアカウントでもログインできるようになりました。Renta!と運営会社が同じ「パピレス」を利用してる場合も、Renta!に改めて登録する必要はありません。同じメールアドレス&パスワードでRenta!も利用できます。
どのサービスも利用していないなら、Renta!トップページ右上の無料登録から、次の内容を登録します。
- メールアドレス、パスワード、ニックネームの3項目を登録
- 性別、生年月日を登録
- 成人コンテンツ利用の有無の登録(後で変更可)
上の項目を登録画面で入力し、利用規約を読んで「同意して登録を開始する」ボタンをクリック。
登録したメールアドレス宛てに、Renta!からメールがすぐに届きます。本文に書かれた「登録画面URL」から登録したパスワードを入力すれば、あっさりと登録は完了。今後サイトには、登録したメールアドレス&パスワードでログインになります。
注意点としては、Renta!だけじゃなく「パピレス」「犬耳書店」(※姉妹サイト)にも同時に登録されること。私はパピレスや犬耳書店からメールマガジンが届いて、初めて気付きました。パピレスのメルマガのポイントを貯めてRenta!チケットに交換できるので、今のところそのまま放置してます。
また、メールマガジンがけっこう届くので、フリーアドレスをたくさん持っているなら専用に振り分けておくと便利です。
3.会員限定無料作品にトライ
登録がすんだら、さっそくポイントを買って作品をレンタル…の前に、まずは無料作品から読んでみました。試し読みでは気付かなかった不具合があるかもしれません。購入したポイントはキャンセルできないから、確認することは大事です。といいつつ、「タダ」に惹かれたのが本音ですが(笑)。
探し方は、サイト左にある「会員限定無料」バナーから。2015.01から「誰でも無料」作品が増えたことで、会員限定はほんのり肌色がかった作品……ようは美少女系やBL・TLのオンパレードになりました(笑)。混んでる車内で画像がでるのもアレなので、問題ない方はこちらの「会員限定無料一覧」をご覧ください。
各作品の詳細ページにある、「会員限定無料」ボタンで作品画面が開きます。1冊というよりは、1話分が読める作品が多いでしょうか。読んだら続きが気になりますねぇ…。無料戦略、上手いところをついてます(笑)。
4.意外と簡単 ポイントの買い方
十分試して納得したので、次はレンタルする為の準備です。2018.03.28以降、従来のチケット制からポイント制へと変わりました。
100ポイントあたり100円プラス消費税(※2018.04現在は108円)であらかじめポイントを購入し、作品に応じて必要ポイントを支払う方式です。ポイント購入は、100、300、1,000、3,000、5,000、10,000ポイントの6種類から選択でき、3,000ポイント以上はオマケ付き。
ここまでは以前のチケット制と同じです。そして今回、定期的に作品を購入している人にはお得な「オートチャージ」が追加されました。特徴は大きく二つ。
- ポイントが足りなければ自動で2,000ポイント追加、ポイント購入の手間が省ける
- 2,000ポイントごとに100ポイントのオマケがつく
例えば500ポイントの作品を買いたいのに、残りポイントが100ポイントしかない。そんな時でも「作品を読む」ボタンを押せば、自動的に2,000ポイント追加してくれます。まずはポイントを買って……という手間を省いてくれるんです。
オマケも、2,000ポイントの購入で通常購入の3,000ポイントと同じ100ポイント。一番お得な設定です。頻繁にRenta!を利用する人には、ピッタリなプランでしょう。ただ、支払方法はクレジットカードのみとなります。
通常の支払方法は豊富で、次の17種類が用意されています。※「オートチャージ」は対象外
- クレジットカード
- ドコモ ケータイ払い
- auかんたん決済・au WALLET
- ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い
- 携帯電話(docomo・au・SoftBank)
- Yahoo! ウォレット ※Tポイント利用可
- WebMoney
- ビットキャッシュ
- モバイルSuica
- Suicaインターネットサービス ネット決済
- Mobile Edy
- Cyber Edy
- PayPal
- LINE Pay
- コンビニ支払い
- Apple ID決済
- Google Play決済 ※アプリのバージョン2.3以降に対応
カードは持っていないor使いたくない、という人には携帯電話の料金と一緒に請求される方法や、コンビニ払いがおススメ。私は、携帯電話払いを利用して購入しました。手数料がかからないのが、ポイントです。タイムラグなくポイントが買えて、すぐに使えるのがいいですね。
携帯電話はスマートフォンと従来型携帯電話で方法は違いますが、どちらにも対応。ちなみに私はまだ従来型のガラケーです。ほぼ自宅おこもり状態で24時間PCが使える環境だから、料金を高くしてまでスマホにするメリットが少ないんですよ〜。
他に、クレジットカード払いでプリペイド式の「Vプリカ」も使えます。ちょっと手数料がかかるのはネックですが、使いすぎる心配はないし、色んなサイトで使えて便利です。Vプリカって何?というかたはコチラの記事「コンビニで買えるプリペイドクレジットカード「Vプリカ」は、代引き派におすすめ!」をチェックしてください。
ではここからは、実際に私が使った携帯電話支払いについて詳しくご説明します。
実際の操作は、とっても簡単でした。まずPCで画面上の「ポイント購入」をクリック、購入ポイント数を選び、表示されたQRコードで携帯電話からサイトにアクセス。その後は携帯画面に従い、携帯パスワードを入力したり承認したりの作業を数回。あっという間に購入できました。携帯メールアドレスを登録する必要もありません。
といいつつ、実は初めて買ったときは少し手間取りました。Renta!の問題ではなく、携帯のパスワードが判らなかったから(苦笑)。通常のパスワードのほかに通信用パスワードがあることを知らず、再設定の方法を調べたりして時間のロス。2回目からはスムーズで、本当に1分もかかってません。
操作終了後にさっそくPCでポイントを確認すると、もう追加されていました。この速さは本当に素晴らしい!これですぐに作品を購入できます。後日届いた携帯電話の請求書には、買ったポイント分の記載もちゃんとあって、一安心。
ポイント購入の際の注意としては、4点ほど。
- 購入したチケットの換金・返金はできない
- 有効期限が最後にチケットを購入してから3年 ※レンタル日からではない
- Renta!ポイントのまま、パピレスの商品を購入することはできない
- パピレスポイントをRenta!ポイントに、または逆の変換ができる
一度買ったポイントは現金に戻せません。しかも有効期限があります。前述のようにポイントは簡単かつ手数料がかからず購入可能。最初のうちは、レンタルしたい作品と同量のポイントを買うのが賢明です。
また、Renta!のポイントはRenta!でしか使えません。でも同じ会社の電子書店パピレスのポイントに変換したり、逆にパピレスのポイントをRenta!ポイントに変換できます。方法は、Renta!の「マイページ」→「会員情報の設定」画面下の「その他の設定/変更」からどうぞ。
パピレスのポイントは、サイトを利用しなくてもパピレスメールマガジンのポイントプレゼントで溜まります。あと少しポイントが足りない〜、なんて時に役立つこともあり、意外とあなどれません。
5.いざ作品レンタルへ
ではいよいよ、私の本命のBL作品を検索開始。画面左の「ジャンルから探す」バナーで、BLコミックスなら「漫画」→ボーイスラブ漫画、BL小説なら「小説・実用書」→ボーイスラブ小説を選びます。
ポイント数やジャンルで絞り込んだり、新着順や人気順で並び替えられます。ただ、新着順というのは、あくまでもRenta!に電子書籍として登録された順、という意味。紙での発売はずっと前の、古い作品が上位にくることがほとんどです。
気になる作品を見つけたら作品詳細画面へジャンプ、必要なポイントが書かれたボタンを選ぶと確認画面が出るので、「作品を読む」を選択。すぐに作品が読めます。
レンタル中の作品は、画面左上の「借りている本」で確認できます。また、作品詳細画面でも「レンタル中」と表示されて「読む」ボタンだけになるので、紙の本あるあるネタの重ね買いすることはありません。
そしてもし「48時間レンタル」ボタンがあったら、超ラッキー。時間制限はありますが無期限レンタルの半額程度で読むことができ、気に入ったら差分のポイントを追加して無期限への変更もできます。
とてもお得な感じのあるこのシステム。全作品に導入してるかと思ったら、まだまだ多いとは言えません。1話ばら売りのような作品や昔の作品がメインですね。特に新刊は非対応。当然なんですが。
上のような現状を考えると、「あったら嬉しい絞込み条件」がいくつか。あると検索がぐぐっと楽になるんだけどなぁ。
- 48時間レンタル作品→対応済み!
- 電子書籍限定作品
- 必要ポイントが少ない順に並び替え
6.Renta!独自のサービスが面白い
Renta!には、「絵ノベル」「コミックシアター」という独自のコンテンツがあります。
「絵ノベル」とは、イラストと文章を同時に見せると共に、デジタルならではの「スクロール動作」を取り入れ、読みやすさを追求した新感覚のコンテンツです。
「コミックシアター」とは、デジタルならではの演出を付加することにより、従来の漫画を電子コミックとして進化させた新時代の電子専用コミックです。
私なりに簡単に言い換えると、「絵ノベル」はRPGの台本のような感じ。横書きで、誰のセリフか冒頭に固有名詞やイラストが付くので読みやすい?かも。ライトノベルやTL作品が多くあります。
「コミックシアター」は、自動再生してズームや効果も付くマンガの動画。煙草の煙が揺れたり瞬きをしたり、中にはBGMが付くものもあって、電子書籍ならではの魅力が楽しめます。そして肌色率がとても高いのはなぜ?(笑)。
どちらも通常の作品と比べるとコンテンツ数がぐっと少ないのは残念ですね〜。
7.Renta!のメリットとデメリット
利用の流れは、ざっとこんな感じ。とても簡単なので、すっかりはまってしまいました。でも使ううちに、便利なだけじゃなくて不便なことや気になる部分も出てきます。すでに書いた事もありますが、改めてまとめてみました。

◎専用閲覧ソフトが不要
現在流通している電子書籍は形式が複数あり、その作品が採用してる形式専用の閲覧ソフトが必要になります。ブルーレイとDVDがそれぞれ対応機種が異なるようなものです。けれどRenta!はオンラインで読めるので、インターネットに接続できれば大丈夫。閲覧ソフトをインストールする必要はありません。
◎コンテンツをダウンロードしないので、特定の端末に限らず読める
コピー防止目的で、ダウンロードした端末でしか読めない電子書籍サイトもあります。この場合、自宅のPCにダウンロードした作品を、会社で休み時間にスマホで読むことはできません。けれどRenta!は、端末にダウンロードしません。インターネットに接続できる環境なら、自宅PCでレンタルした作品をスマホや携帯(※機種限定)・別のPCからも読めます。もちろん、逆も可能。
◎ポイントの購入が簡単
「意外と簡単 ポイントの買い方」にも書いたように、カードがなくても手数料無しで簡単に購入できます。「オートチャージ」のように、ポイントを購入する手間も必要無いシステムも追加されました。
◎48時間レンタルだと通常の購入より安く気軽に読めて、気に入った作品は追加料金で無期限にできる
毎月数多く出版されるBL作品全てを買うことはまず不可能で、気になる作品に絞っても相当な数になります。でも手元に残しておきたい本は、意外と少なくて。タイトル買い、表紙買い、作家買いなど、ちょっと気になる作品がほとんどなんです。この「ちょっと気になる」作品を手軽に試せるのが、48時間レンタル。通常料金より安く全て読めるのが、大量読みの私にはものすご〜く魅力的なシステムといえます。
◎試し読みができるのでレンタル前に作品との相性確認ができる
表紙やタイトルのイメージと本文の印象が随分違う、というのはBLに限らずよくあること。でもネット書店では内容確認できない作品が多く、リアル書店でもビニールがかかっていて、中は見られません。でもRenta!の場合サンプルがあるので、レンタルする前に確認できます。量も数ページから、作品によっては20ページ程度と確かめるには十分すぎるものも。レンタルしてがっかり、はかなり減らせそう。
◎電子書籍ならではの楽しみ方
元のモノクロ作品に着彩したカラー版があったり、絵が動く、BGMや音声が付くなど、紙本とは全く違う楽しみ方ができます。
◎オマケ・電子書籍全般のメリット
- 買ってすぐに読める
- 電子限定作品が読める
- 売り切れがない
- 廃刊で入手困難な作品が読める
- 収納場所に困らない
- 書き下ろしのオマケが付いている場合がある
2つ目なんて、当たり前といえば当たり前なんですが(笑)。前述の「無料作品にトライ」で取り上げた作品も、電子限定です。番外編や単行本化されていない雑誌掲載作などを見つけると、なんだか得した気分に。他にも電子限定のBLレーベルもあり、小説・コミックスともに過激でストレートなタイトルが目立ってます。
4つ目は読む私たちのメリットだけでなく、作家さんにちゃんと収入が入るのもポイントです。廃刊になると古本で入手するしかない=作家さんの利益にならなかったのが、古い作品でも稼げるようになります。電子化のタイミングで価格を再設定して下げてもらえると、なお嬉しいですね(笑)

◎コンテンツをダウンロードしないので、サービスが終了したときに読めなくなる可能性が高い
ダウンロード形式だと、たとえ配信元のサービスが終了しても自分のPCの中に作品データと閲覧ソフトが残ります。実際、私が以前に購入した木原音瀬さんの「愛すること」は、DMMで取扱が終了した現在でも自宅PCにデータが残っているので読めます。
けれどRenta!の場合、あくまでも電子貸本=レンタルです。またオンライン上で読むため、サービス終了後、最悪の場合は手元になにも残らない可能性もあります。特に気に入った作品や保存しておきたいものは、ダウンロード形式の電子書籍にするか、紙本を購入するのが無難でしょう。
◎ネットに繋がる環境でないと読めない
ダウンロード形式だと、ダウンロードする時だけネットに繋がっていれば、後は無人島でも地下でも関係なく購入した本を端末で読めます。けれどRenta!は、作品を読むときは常にネットに繋がっている必要があります。試しに閲覧画面を開いたままオフライン状態にしたところ、既読分は表示されましたがそれ以上進められませんでした。ネット接続が不安定な環境で読むことが多い人には向いてない仕組みといえます。
◎買ったポイントに有効期限がある
「意外と簡単 ポイントの買い方」の注意点でも書いたように、「最後にポイント購入後3年」という期限があります。追加購入は簡単にできるので、多く買いすぎないことがポイントです。
◎現状は100ポイント単位での販売作品がほとんどで、同じ作品でも他サイトより高い場合がある
例えば定価が400円の白○社少女コミックの場合、他社では400×1.08=432円なのに対し、Renta!は5枚=540円の作品が多くあります。100円以上高いのは、お財布に痛いですね。
定価400円なら必ずチケット5枚というわけではなく、逆に定価630円の作品が6枚で読める場合もあるので、一概に高いとも言い切れませんが。よく読むレーベルに48時間レンタルがない場合、価格の傾向によっては他のサイトと併用したほうがいいでしょう。
ただ、2018.03.28にチケット制からポイント制へと移行しました。これからは、1ポイント=1円単位の金額設定が可能に。「花のあすか組!BS編」のように70ポイントの作品もでてきたので、今後は価格が見直されるかもしれません。というか、ぜひ見直してください……。
◎48時間レンタルに全ての作品が対応しているわけではない
レンタルだからこそ可能な48時間という短期&低価格システムですが、まだ全作品に適応されていません。古めの作品やばら売り作品が目立ちます。海賊版サイトや高額転売の対抗措置としても有効だと思うのですが……。
◎Amazon等と比べると取り扱いコンテンツに偏りがある
Renta!は女性向けコンテンツはとても充実していますが、BLではお馴染みの角川書店系は未対応。そして男性向けコンテンツについては、他サイトに比べて少ないといわざるを得ません。例えばアニメ化もされた「キングダム」はRenta!にありません。
どちらもタイトル&作者名で検索すると、「※こちらはYahoo!ブックストアお取扱い商品です」と別サイトを紹介されてしまいます。
◎オマケ・電子書籍全般のデメリット
- 現在のところ新刊への対応は遅い
- 1巻のボリュームが、紙に比べて少ないことが多い
- 紙ではあった書き下ろしや小説の場合はイラストが、含まれていない事がある
- リアル書店と違い取り寄せができないため、サイトによって読めない作品がある
新刊が紙と電子同時発売、というのはまだ半々。ハーレクイン小説は、同時または電子先行発売といった対応もあるようです。はやくBL作品もこうなってほしいですねぇ。
また、価格の安さにつられて買うと、ボリュームが少なくてビックリすることがあります。雑誌連載1回分=1巻と表現していることも多く、単行本1冊で買ったほうが安い場合もあり注意が必要です。
書き下ろしやイラストの有無も購入前に要チェック。紙媒体ではシーンを盛り上げていたイラストが、電子書籍では無くなっている場合もあります。
さいごに
以上、6年ほど自分が実際に利用している体験を元に、「電子貸本Renta!」の利用法、メリット・デメリットをざくっとまとめてみました。口コミだけでは解らない、実際に使って気付くことってやっぱり多いですね〜。あくまでも個人の体験ですが、大体こんな感じというのが伝わればいいな。利用する前には他の方の評判も参考にしてください。
Renta!は私が利用し始めた6年前と比べ、使いやすくコンテンツもどんどん増えています。興味をもたれた方は、一度サイトを覗いたりサンプルを試してみてくださいね。