一線越えなきゃ始まらない! (二見書房 シャレード文庫)
弁護士・海渡崇史(かいとたかし)×司法修習生・森永眞人(もりながまこと)
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「六法なんかじゃ間に合わない!

《感想》

24時間テレビが終わると、いよいよ夏休みも終わりな感じがします。私は宿題はまとめて最後にやる派(笑)だったので、今頃は毎年ヒーヒー泣いてました。自業自得だけど、次の年も繰り返しちゃうんですよねぇ。

本作主人公は、まず宿題を済ませてから遊ぶ派だったはず。前に「続き物は数字を!」と愚痴った弁護士シリーズの続編です。今回も小さめの字がみっちり詰まって、読み応えのある一冊になってます。

前回は、主人公が相手を意識しだして終わってました。なので今回は、見事カップル成立編です。といっても、いちゃつき度合いは相変わらず低め。海渡は鉄の忍耐でそういった雰囲気はまったく醸し出さないし、森永は海渡に対する気持ちが恋愛感情という認識が薄いんです。だから傍に居たいと最後までしても「好きだ」とは言ってないし。

ラブ方面のシーンが少ない分、今回も笑えて為になる法律ネタは充実してます。自分のミスにつけ込む犯罪に対する意識、カルト宗教と企業の関係など、どれもありそうな話でした。特に宗教ネタ、強烈な教祖様が登場してます。強烈といえば、一瞬当て馬かと思わされた海渡のパートナー弁護士もかなり個性的。

こんな風にユニークキャラも増えラブも大盛りじゃないということは、もしかして続編がまだあったりするんでしょうか。教祖ネタもすっきり解決とは言えないし、森永の就職先も現時点では恩師の事務所だし。続き、あったら嬉しいなぁ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)……だったら俺、先生が欲しいです
海渡にCIELへの入所を保留され、いまだ就職先の決まらない森永。もう森永の居場所はここにはないのか、それとも――?
「おもて向き知らん顔しながらいったいなんど、俺がおまえで抜いてると思う?」修習も大詰めになり、再び海渡のいるCIEL総合法律事務所を訪れた森永。しかし出迎えたのは城之内というパートナー待遇で入所した超優秀弁護士。かたや、CIELへの就職を保留されている自分――募る懊悩に耐えきれなくなった森永に海渡が放ったのは、あまりにも衝撃的な告白だった。日々教官の煩悩を煽り続けていたと知ってなお、海渡のもとで働きたいと願う森永が出した結論は――。教官×修習生の法曹界エンタテインメント☆本懐成就編!
(Amazon「内容紹介」より)

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