空と原 (EDGE COMIX)
高校生・青砥空乃(あおとそらの)×高校音楽教師・原学(はらまなぶ)
※リンク作あり。既刊感想はコチラ→「同級生」「卒業生 冬」「卒業生 春」
《感想》
BL史上で最も愛される当て馬のひとり、といっても過言ではないハラセン。本編終了後に、彼を幸せにして欲しいという声が数多く寄せられたのも当然でしょう。もちろん私もそんな一人。といっても、ひっそり心の中で思ってただけですが。ちゃんとアクションして編集部に伝えられた皆さんのおかげで、こうして素敵な番外編が読めて、本当に感謝感激しています。ありがとぅ〜!
と、まずはお礼からスタートしました。それぐらい番外編は嬉しかったです。本編がすっきり終わってたので、まさかその後が読めるとは思わなかったから。そのわりに感想あげるのが遅くなったのは、4冊まとめて何回も読み返してたのと上手くまとめられなかったせいです。きりがないから、あきらめてアップしちゃいました(苦笑)。
通常よりボリュームもあって、読み応えのある一冊。本編主人公たちが卒業し、東一高に新たな学生が入学してきます。その中にハラセンがナンパしたのに途中で放置して逃げてしまった相手・ソラノがいて。ハラセンの新しい恋が始まり…ません、すぐには。
まずは、ハラセンの佐条への恋心の決着。これは前作主人公達がバンバン出てくる、サービス満点な内容です。そして次は、ソラノのちょっとしょっぱい想いとの決別。2人とも相手には強気なことが言えるのに、自分のことは譲ってかっこつけちゃうんですよね。
そして最後は、ハラセンの過去の思い出の相手が登場。ハラセンが東一高生だったころの教師で、過去は「同級生」で描かれてます。今回もハラセンは最強最高な当て馬っぷりを披露しますが、いつもと違うのは、そんなハラセンを傍で見つめるソラノがいたこと。多分ハラセンのポジションは「下」だろうと思わせる、ソラノの男っぷりも素敵でした。
キスだけでHシーンはありませんが、きっとカバー下にある卒業式の後、お初があるんでしょうね。エロ可愛い妄想が膨らみそう(笑)。
茜新社 2012-05-19