下僕には極上ミルクを (プラチナ文庫)
営業・坪井孝志(つぼいたかし)×化粧品メーカー御曹司・鴻山祐貴(こうやまゆうき)

《感想》

とにかくトンデモ面白いBL小説が読みた〜〜い!

最近の心のモヤモヤを叫んでみました(笑)。じっくりしっとり、心に残る作品ももちろん大好きです。でも、単純に笑えて楽しいのも大好き。小林典雅さん系で、もっとお気楽極楽だと言うことなし。そんな作品を期待して、この本をチョイスしてみました。

冒頭、祐貴が自分の執務室で悶えてるところから始まります。こういうのは大抵、弱みを握られ受けさんが攻めに強要されてするもの。ところが祐貴の場合、なんと自主的に行ってます。そこに仕事のサンプルを届けに来たのが、坪井でした。その坪井の体臭と行為中はSスイッチが入る性癖が気にいり、祐貴は愛人契約をすることに。

そこへ、かつて祐貴のセフレだった相手・佐貫が、アメリカで名声を得て帰国します。彼にはある目的があり、そのために祐貴のいる会社を買収しようと仕掛けてきます。その勢いに祐貴たちは押されながらも奮闘して、という内容です。

佐貫の目的というのが、なんと祐貴の出す「おっぱいミルク」…でした。BLでミルクといえば、上じゃなくて下から出るもんです。というか、男性が出すのは無理ってもんです。ところが祐貴は、感じすぎると胸から甘いミルクが出るという、ミラクルおっぱいな持ち主だったんです。

BLの受け男性は「BL穴」を持ってると言いますが、ついにBLオッパイまで登場するとは。なんともトンデモな設定です。しかも、会社を乗っ取っても手に入れたいほどの、魔性のミルクって一体…(笑)。この設定を生かすために、えろシーンも多目になってますね。基本的にノリノリなので、するんと読めました。

エロ以外は働く大人の頑張ってるシーンです。なので、個人的に期待した、大笑いできる内容とは、ちょっと違いました。割れ鍋綴じ蓋カップルのぶっ飛んだ話を読みたかったのでちょっと残念だけど、これはこれで楽しく読めたので、まぁいいかな。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)すみません……スイッチ入ると、豹変してしまうんです。
化粧品メーカーの御曹司・祐貴は、営業の坪井の匂いにそそられ、発情してしまう。普段の傲慢さとは裏腹に被虐の性癖がある祐貴は、彼の匂いと激しさを気に入り愛人にすることに。坪井が恋人になりたがるのは面倒なものの、そのフェロモンの商品化も進み、公私ともに充実していた。だが祐貴のささやかな乳首には極上の美味を生み出す秘密があり、その妙なる味を狙う男が現れて……!?
(Amazon「内容紹介」より)

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