傲慢作家のいびつな求愛 (オークラコミックス)
カフェアルバイト・筒井(つつい)×小説家・梶本(かじもと) 表題カップルほか
※短編集です。
《感想》
私の中では、桃井ジョンさん=明るく元気かつピリッと毒も効いている、というイメージ。今回のコミックスも可愛らしい裏表紙から、いつもの路線と思って読み始めました。
表題作は、一昔前。まだ皆、日常的に着物で暮らしていた頃の話です。小説のネタとして恋の駆け引きをしていたつもりが、お互い本気になっていました。素直になったおかげで、描き下ろしでは一緒に暮らし始めます。今まで抑えていた分、本能が大爆発でエロも大爆発。でも笑いはほとんどありません。あれ?
その他の話もどんどん読み進めると、どれもハッピーエンドですが、ギャグが無い真面目というか重い話が続きます。桃井さんって、こういう話も描かれるんですね。ちょっと意外でした。発表媒体が携帯だったから、というのも影響があるのかもしれません。
個人的には、力を抜くことができるシーンがあるほうが、好みかな。合間合間に小休止が欲しくなるのは、体力気力が減ってきてる証拠かもしれませんね(笑)。春もすぐそこまで来てるし、エネルギーチャージしなきゃ。