傲慢作家のいびつな求愛 (オークラコミックス)
カフェアルバイト・筒井(つつい)×小説家・梶本(かじもと) 表題カップルほか
※短編集です。

《感想》

私の中では、桃井ジョンさん=明るく元気かつピリッと毒も効いている、というイメージ。今回のコミックスも可愛らしい裏表紙から、いつもの路線と思って読み始めました。

表題作は、一昔前。まだ皆、日常的に着物で暮らしていた頃の話です。小説のネタとして恋の駆け引きをしていたつもりが、お互い本気になっていました。素直になったおかげで、描き下ろしでは一緒に暮らし始めます。今まで抑えていた分、本能が大爆発でエロも大爆発。でも笑いはほとんどありません。あれ?

その他の話もどんどん読み進めると、どれもハッピーエンドですが、ギャグが無い真面目というか重い話が続きます。桃井さんって、こういう話も描かれるんですね。ちょっと意外でした。発表媒体が携帯だったから、というのも影響があるのかもしれません。

個人的には、力を抜くことができるシーンがあるほうが、好みかな。合間合間に小休止が欲しくなるのは、体力気力が減ってきてる証拠かもしれませんね(笑)。春もすぐそこまで来てるし、エネルギーチャージしなきゃ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)恋愛小説家の梶本には、足しげく通う喫茶店がある。お目当てはその店のウエイター・筒井だ。無愛想な男だが、感じる熱い視線から自分に恋していることは間違いない…。自らの恋愛を小説のネタにしてきた梶本にとって、筒井は格好の獲物だったが――?純情ウエイター×お色気小説家の、誘惑ラブゲーム! 気になるその後の描き下ろしも収録v
(Amazon「内容紹介」より)

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