ポルノスーパースター (Dariaコミックス)
会社員後輩・朝岡龍一(あさおかりゅういち)×会社員・山下透(やましたとおる)
※表題シリーズ+短編1作です。
《感想》
前作「キケンなお隣さん」がとても良かったので、これも購入。希望した続編ではありませんが、楽しく読了しました。
地味で主張しない透は、ある日憧れのスターに出会います。二度とないチャンス!とばかりに、「自分を抱いて欲しい」と直訴。そう、憧れのスター・ヒカルはゲイポルノ男優だったんですねぇ。勢いのままホテルに連れ込まれて最後までやっちゃった後で明かされたのは、他人の空似という衝撃の事実でした。しかもその相手・朝岡は透と同じ会社に入って、透が教育担当になって…。
脅されて関係を強要される前半は、普通なら重い展開になりがちですが、そうばっかりならないところが良いですね。実際に体験して、2次元で満足できなくなる透がおかし可愛いんですよ。そんな透に朝岡も惹かれていくんですが、透の高校時代を知る人物の会話がきっかけですれ違うことに。
そこでついに透が爆発して感情をぶつけるんです。朝岡がもちろん前面的に悪いんですが、責められて逆切れって、朝岡もまだまだ子供だなぁと思った瞬間でした。これからも紆余曲折あるでしょうが、想いの方向は同じなので、これからも本音をぶつけていけば大丈夫。
オマケでは本編の別視点とか、後日談とか、充実していて楽しかった〜。正面きって嫉妬して泣かせたくないからと、裏でこそこそする朝岡も見れますよ。
同時収録は同人誌の作品。そのせいか単純ハッピーエンドではありませんが、その後の2人が気になる前向きな終わり方です。絵の雰囲気が少し円陣闇丸さんに似てるかな。
フロンティアワークス 2011-07-22