交渉人は愛される (SHYノベルス)
周防組若頭・兵頭寿悦(ひょうどうじゅえつ)×交渉人・芽吹章(めぶきあきら)
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「交渉人は黙らない」「交渉人は疑わない」「交渉人は振り返る」「交渉人は嵌められる/交渉人は諦めない」番外「スウィーパーはときどき笑う

《感想》

ついにこの人気シリーズも、一区切りを迎えることになりました。寂しいなぁ。

前作2巻がとても重くて辛く苦しい話だったので、次はどうくるかと思いましたが、フルコース料理のデザートのような感じでした。ちょっぴりカラメルの苦味も効かせつつ、甘くて食べたらほんわり笑えるような。まさしく、締めって感じですね。

カラー口絵のように、芽吹が兵頭を本当の意味で受け入れたんだなぁと、読者が実感できる内容になってます。そこに至るまでに多少痛い思いもしてますが、前回までのじわじわ首を絞められるような辛さに比べたら、スパイス程度に感じました。両親のことも、優しい想い出を手に入れられて、本当によかった。

シリーズ当初から主人公達に絡んできた鵜沢とは、とりあえずの決着が着きます。とりあえず、というのは相手が一旦舞台から退いたから。でも今後どうなるか、含みの残る終わり方です。環もまだUSBを隠したままのようだし、シリーズ再開したら、また登場するのは間違いなし。

表紙カラーの予想、「黄色」は大外しでした。でも、新緑の黄緑っていうのも候補だったから、発想の方向は合ってたのかな(←ちょい負け惜しみ)。話の終わりが7月なので、新緑よりは濃い緑なのかもしれません。でもラスト、「春に緑が芽吹くような」っていう一文を読んで、やっぱり柔らかい新緑だと思いました。見た人皆に暖かい清々しい気持ちを届ける、芽吹のような色って事ですね。

しばらくは新作が読めないのは、とっても残念。でも完結ではなく、作家さん本人も「またいつか」とおっしゃってるので、それまで既刊を読み返しながら待っていたいと思います。ということで、いつ出るか未定の新刊(希望)のカバー色予想は、「虹色」で決まり!

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)下町は両国に芽吹ネゴオフィスの事務所を構える民間の交渉人・芽吹章の恋人は、泣く子も黙ると評判の周防組の若頭・兵頭寿悦だ。いくつもの試練を乗り越え、強い絆を持つようになったふたりだが、芽吹には芽吹の兵頭には兵頭の仕事があり、交渉人とヤクザであるふたりの考えが相容れるはずがなかった。そんなある日、芽吹はある男の依頼を受けるのだが、それは兵頭を相手に交渉することでもあった!?恋人でありながら、時には敵対するふたりが手に入れた結末とは―。
(Amazon「内容」より)

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