不埒な狂犬の手懐け方 (スーパービーボーイコミックス)
違法カジノ経営・黒崎省吾(くろさきしょうご)×医師・麻生(あそう)

《感想》

中原一也さんが原作を書かれた作品です。ということは、もちろん大人な主人公。オヤジ…というかフェロモン撒き散らしオトコでした。

女癖の悪さが原因で病院から締め出された麻生は、今は闇医者となった昔の上司が経営する診療所を訪ねます。そこで出会ったのは、特定の組織に属さない違法カジノのオーナー・黒崎でした。一目で麻生を気に入った黒崎は、従業員の熱い応援の元、麻生に強烈なアタックを仕掛けます。なぜか麻生も突っぱねられず受け入れてしまい、二人の関係はスタート。色恋騒動の裏では、黒崎と対立する地元ヤクザが絡んできて…。

内容は、とっても中原さんでした。ふてぶてしいけど本気の相手には手加減なしな黒崎や、腕っ節も啖呵も気持ちいい麻生、調子がよくて一癖ある脇役とか。ちょこっと某シリーズとかぶってる印象もありますが、それほど気になりません。

特に、甘いだけで終わってないのがなんとも中原さんらしいですね。元上司のじーさんがクスリと戦って大好きな酒で死ぬあたり、都合よく終わりそうな話をぐっと締めてます。診療所は麻生が継ぐことになり、寂しいけれど前向きな、続編も可能なラストでした。

おまけの温泉旅行小説は、まさにしっぽり。黒崎に転がされつつ、無自覚にポイントは押さえる麻生と、本当にいいコンビっぷりを披露。どっちが勝った負けたではなく、対等なんだろうなぁ。

こんな酸いも甘いも含んだ話に、山葵さんの絵はピッタリでした。麻生は綺麗だけど華奢じゃないし、黒崎のフェロモン漂う本気顔なんてまさしく黒崎って感じだし。コミカルな絵も可愛らしくて、すごく楽しめました。絵師後書きに「BLの勉強をしたい」とあり、きっと気合をいれて描かれたんでしょうね。画面密度も濃い、読み応えのある一冊でした。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)「男の味を覚えたら、癖になるだろう?」超女好きな男前医師・麻生は、縁のある闇医者・戸倉の元で謎の男・黒崎に、一目で惚れられ犯されてしまった。強引な手管、囁かれる淫らな言葉――そして射抜くような視線。そのすべてに逆らえなくて何度も抱かれてしまう麻生は、ヤクザの絡む危険な事件と、黒崎の欲深い情愛に“喰われて”いく! 世界観がぶつかり合う原作付アダルトラブ!
(電子貸本Renta!「内容紹介」より)

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