つながりたい (ディアプラス文庫)
高校生・宗政竜仁(むねまさりょうじ)×高校生・相良基一(さがらきいち)

《感想》

方言作品といえば、関西系が多いですね。東方面は濁音が多くなって、文字にすると読みにくくなるから?でしょうか。

この作品も西系。九州・小倉の方言だそうです。でもずっとそうじゃなくて、会話に時々顔を出す程度なので、するんと読めました。たしかに若者の方言って、どこもそうだと思いますが、昔ほどコテコテじゃなくなるように思います。やっぱりテレビの影響なんでしょう。

舞台構成を含めてダンス命の基一と、優等生で服飾コースを選択している宗政は、同じクラスという程度の接点しかありませんでした。ところが基一のチームのラストステージを見た宗政が、ファッションショーの合間に踊ってほしいと声をかけ、二人は言葉を交わすようになります。

基一のキャラ設定は第一印象のまま、最後まで変わりません。元気で芯が強くて思ったことに一直線タイプ。一方の宗政は、仮面を何枚もかぶってました。それは自ら選んだことなので迷いもありません。ただ基一には距離が近づくにつれ、その下の本性をちらちらと垣間見せていきます。このギャップが、またいいんですよ〜。

ようするに、宗政はずっと前から基一狙いだったわけで。もう3年で卒業したら接点がなくなる前に、行動したってところでしょうか。卒業後は基一についていくと決めて仕事も準備している辺り、その本気度が表れてますよね。こんな男前な相手に想われたら、そりゃ基一も全力で応えるしかありません。この二人なら、ずっと一緒に時を重ねるんだろうと心底思えて、楽しく気持ちよく読了できました。

それにしても、いつきさんの方言作品は本当にいいですねぇ。今回この本読んで、凄く好きなもう一冊の方言作品を読みたくなりました。あちらは感想あげてないし、じっくり読んでアップしようかな。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)基一は学外で活動していたダンスチームが解散してからというもの、不完全燃焼な日々を送っていた。そんな時、服飾コースを選択するクラス委員長の宗政から、作品発表会の幕間に踊ってくれと頼まれる。なぜか自分にだけ厳しく当たる宗政のことが気になっていた基一は、迷いつつ引き受ける。二人は時にぶつかりあいながらも、互いを認めるようになり…?北九州を舞台にはじける青春☆ハイスクールLOVE。
(Amazon「内容」より)

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