飴色パラドックス (1) (ディアプラス・コミックス)
週刊誌カメラ担当・蕪木元治(かぶらぎもとはる)×週刊誌記者・尾上聡(おのえさとし)
《感想》
なんとか復活しました。いやぁ、今回はきつかった…。ひたすら寝てやり過ごしました。昨日の午後あたりから調子が上向いてきたので、気力回復になりそうな本をチョイス。そんなときでも読むのはもちろんBLです(笑)。
実はこの本、タイトルに「1」とついていたので、完結してから一気読みしようと大事に寝かせてたんです。でも、今読まなくていつ読むのさ〜と自分に言い聞かせて、手を出しました。結果は最高!久々に★5つでした。布団で寝ながらにまにま笑って、そのおかげで免疫力が向上したのかも。
週刊誌の張り込み班に所属する2人が主人公です。正義感の強い尾上と、一見チャラ男でやり手な蕪木が、お互いぶつかり合いながら相手に落ちていきます。そう、惹かれるというより、予想外の相手とジェットコースターに乗せられたような恋の始まりです。
メインは尾上目線で進み、所々に蕪木の気持ちも描かれているので、読んでいてすんなり話に入り込めました。目の中や顔に書き込まれた手書きの本音が、いい味出してるし。甘いだけじゃなくて、軽快でテンポ良く仕事風景も上手く盛り込まれてます。夏目さんらしさ全開のメリハリのあるラブコメって、本当に大好きなんですよね。
今回は両想い&初体験まで終了。この後どんな展開になるのか、まったく予想がつきません。仕事に関してはどちらも主張がはっきりしてるので、対立することもあるだろうし、そのあたりの葛藤かな。描き下ろしは、初体験その後の夏目風甘々モードな2人です。ラストの、翌朝の爆笑ひとコマがこの2人らしくて、とってもツボかも。