彼と、彼 (SHYノベルス)
ホテルチェーン社長・新見吉彰(にいみよしあき)×陶芸家・三嶋佑(みしまたすく)
※リンク作あり。感想はコチラ→「非保護者

《感想》

昨日予告した、リンク作です。北畠あけ乃さんのBLイラストって新作ではあまり見かけなくなってたので、ちょっと嬉しかったり。相変わらず素敵でした。

話は、時間軸が前作よりも少し前から始まり、話が進むにつれ前作と平行して進みます。前作を読んでなくてもこれだけで読めます。でも、読んでいたほうが、あの時こんなことがあったのね、とより楽しめる内容になっています。

本作は、征がパーティで三嶋に出会う前、三嶋と新見の出会いからスタート。最初に三嶋の器を気に入ったのは、新見だったんですね。彼のホテルのカフェで使う食器類を作ることになり、やや強引な新見とのあれこれが、三嶋目線で展開されます。

人当たりが柔らかながら、自分にプライドを持っている三嶋はとっても好み。そんな彼が、新見にだけは必要以上に過剰に反応する様子は、微笑ましくて楽しめました。一方、新見については…ダメでした。何がってあの強引加減、特に、三嶋の仕事場ががけ崩れで倒壊したときの対応が、私的には超NG。いくらその直前に体を繋いだとはいえ、本人に一言の連絡も相談もなく、勝手に敷地に入って復旧したらいかんでしょう。それを指摘されたら逆切れって、あまりにも大人気ない。

少し前のBL展開では、超大金持ち攻めキャラが貧乏受けにぽ〜んとお店を与えたりしてますが、既に働いて自分でショップまで開いている相手には逆効果。というよりも、相手を自分より格下に見てるように感じてしまったんです。その後は三嶋も誤解と意地っ張りを重ねて、2人は迷路にはまり込むわけです。もちろんラストは、誤解もとけてハッピーエンドですけどね。当て馬もちらっと登場しますが、あまりにも存在が軽くて、いなくても良かったかもしれません。

新書サイズの2段組で、読み応えはばっちり。でもなにより、新見のファーストインパクトが悪すぎて、最後まで引きずってしまったので、星ひとつマイナスです。ちょっと辛口になってしまいましたがあくまでも相性の問題で、作品そのものは面白いので、好きな人はきっとはまると思いますよ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)陶芸家の三嶋佑は、ある日、有名ホテルチェーンの社長である新見吉彰と知り合う。三嶋の作品を気に入った新見は、作品展に出品していた三嶋の作品すべてを買い取り、そのうえ新規オープンのカフェの器を依頼したいという。育ちのよさからか鷹揚な雰囲気を持ち、女性にももてる新見だったが、男である自分へのすぎるほどの好意に三嶋は警戒心を強くするのだが…正直な男と、素直になれない男の恋が始まる。
(Amazon「内容」より)

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