好きにされたい (ダリア文庫)
会社社長・津賀庸司(つがようじ)×社長秘書・淡島青衣(あわしませい)

《感想》

タイトルどおり、でもソフトな内容で、するんと読了。忙しいときには、軽めのがいいですね。ハードなプレイはまったくありません。そちらを期待して読んだら外すので、要注意。

仕事は出来るけれど主体性がなくて苛められたい(ただし傷つけられるのはイヤな)青衣は、パートナー選びで失敗を繰り返していました。そんな青衣の新しい就職先の社長は、見事に青衣の理想にピッタリ。というか、ここまで余裕のある相手を捕まえただけで一生分の運を使ったんじゃないかと思うぐらい、出来た相手でした。

青衣の後ろ向き加減は下手すると私の地雷なんですが、なぜか今回はそれほど気になりませんでした。津賀があんまりイライラせず、さらっと受け流してたせいでしょうか。変に甘やかさないのが良かったのかもしれません。青衣の元カレが登場したときも、とても常識的な対応をしていて、好感度アップです。元カレといえば、青衣の友人が当て馬だと思いながら読んでましたが、津賀サイドの人間だったとは予想外。

もし続編があるなら、成長して前向きになった青衣が見たいですね。元カレなんて自分で撃退できるぐらい強くなってほしいなぁ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)社長秘書・青衣は友人と“好みの男性”について語っている所を、ひそかに憧れていた社長の津賀に聞かれてしまう。「趣味があうなら」と誘われるままに身体を重ね、甘くて蕩けるような週末を過ごした青衣だったが、一度きりだと思っていた誘いはそれからも続く。快楽に弱い青衣の淫らな身体は津賀に溺れ、その行為に彼の心はないと知りながらも津賀に惹かれていくが―。
(Amazon「内容紹介」より)

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