カウントH (GUSH COMICS)
警察官・吾妻征史（あがつませいじ）×大学生・美園葵（みそのあおい）
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「カウント０」
《感想》
とても楽しみにしていた続編です。まずは前作を読んで、復習してから新刊へGO！
前作では高校生だった2人は、それぞれの進路を選んでいます。吾妻は予想通り警官に、美園はバイオ科学を学ぶ為に進学していました。2人とも納得の進路かと思いきや、美園は吾妻がよけいに傷つくことを心配して警官になることに反対だったんです。
美園の気持ちはわかっても、吾妻は力を持った上で前に進もうともがいていて、2人にすれ違いが。吾妻と似たような力を持った教授や前作でヒールで当て馬だった篠山、おまけに暴行事件も絡んですったもんだしますが、最後は収まるところに収まってハッピーエンドです。
力の謎については、少しは解明したようなしてないような。吾妻が見える数字は嘘の数ですが、Hした人数や貯金の額など、なんとも不思議なお仲間がいるようです。あえて曖昧なままにして、好きに想像してねって感じでしょうか。
下手したらしんみり重い話になりそうなところを、可愛いエロさで、すかっと吹き飛ばしてるのがこの作品のいいところ。今回は目の前で吾妻が刺されたりしたもんだから、美園が大爆発してます。えろ可愛い〜。
篠山については、なんと主人公になって短編が収録されてます。親から省みられない寂しさを、相変わらずの盗撮でごまかしてました。でも懐の広そうなオッサンと出会えて、彼の人生も変わりそう。オッサンに振り回されそうな気配も濃厚ですが、それはそれで充実した人生かも。
続編ということでインパクトは前作程ではありませんが、安定した面白さが楽しめました。さて、さらに続編はあるのか？内容的には可能ですが、どうでしょうね。
