夜へと急ぐ二人 (ガッシュ文庫)
渉外弁護士・北原憲介(きたはらけんすけ)×自動車整備工場勤務・遠野翠(とおのみどり)

《感想》

水原作品って、なんだか久しぶりの気がします。積読山にはいっぱいあるはずなんだけど、余裕がないと読めないからなぁ…。

元族あがりの翠と弁護士の北原は、北原のポルシェが縁で出会います。一度目はバッテリー上がりで立ち往生していた北原を翠が助け、二度目は車上荒らしで北原のポルシェを傷つけた後輩を翠が止めようとして、です。後輩をかばい弁償を申し出る翠に、北原はキスをして、頻繁に誘いをかけてきて…。

今はやんちゃを卒業して病気の母を守るため頑張る翠と、過去に事故で恋人を亡くしそれから寂しい心を抱えながらも自立して生きてきた北原の、作者さん曰く純愛物語です。なんだか刹那的なタイトルですが、受けが必要以上に殴られたり襲われたりする事もないので、読みやすかったです。水原さん定番のヤクザも出てきますが、ちらっと絡むぐらい。当て馬も、出たと思ったらするっと退場してしまい、あっけないほどでした。

北原がまるで白馬の王子様で、お金と腕力だけじゃなくて待つ余裕もあるという、ハーレクイン要素も満載。えろシーンは全て合意でいつもほど痛くなく読後も重くない、入門向け作品でした。切なくて余韻たっぷりを期待すると、外してしまうかも。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)病気の母のために暴走族を抜け、整備工場で勤務する翠。彼は暴走族の時代の御輩が犯した過失を庇い、弁護士の北原に謝ることに。北原は一見すると知性的で温和な男だったが、何でも言うことを聞くから許してくれないかと頼み込む翠に突然キスをしてきた。「その程度で我慢しているんだ。十分紳士だろう?」紳士然とした北原が一変して、したたかで不遜な笑みを浮かべた。真夜中を駆け抜ける男たちのデッドヒートラブ。
(Amazon「内容」より)

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