愛煉の鬼 (ラヴァーズGREED)
中華マフィアボス・楊仁(やんれん)×大澄友真(おおすみゆうま)

《感想》

どんな逆境にあっても負けない受け、いいですねぇ。私の好みツボをぐいぐい押してくれる一冊でした。

いつもの展開とちょっと違い、楊仁に最初に目をつけられたのは友真の結婚間近の妹でした。この妹を愛人にしようと強引にいろいろ脅しをかけてきたんですが、友真は自分を身代わりにしようと楊仁にゲームを持ちかけ色仕掛けで迫り、積極的に動きます。

ここまで打たれ強い受けっていうのも珍しいですね。懐がひろいというか、動じないというか。異常な適応能力の高さと物分りの良さを発揮し、その強さに楊仁も惹かれていきます。

実は楊仁は家族の愛情を知らず育った為、自覚なく心の中に寂しさを抱えていました。そして、この寂しさを埋めることができる友真を本当に手に入れるため、体を張ってきっちり自分の身辺整理をつけます。

ラストの甘さに比べて、そこまでに至る心理変化が解りづらいというのはちょっと難点ですが、前編ベタ甘でいくよりはいいかと。きっちり自立した二人が相手を尊重して一緒に生きる決心をするって、いいじゃありませんか。来年もこういう話たくさん読みたいなぁ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)就職活動中の大澄友真は、結婚を間近に控えた妹から「ある人物に、愛人になれと脅されている」と相談される。その人物とは、中華マフィアのボス・楊仁。楊仁は、直談判に訪れた友真の体を検分した上で、嘲笑しながら条件を示した。「妹を諦めてほしければ兎になれ。兎を喰らう狩人たちから逃げきれたら、妹の代わりにお前を愛人にしてやる」。選択の余地はなく、友真はこの条件を呑むのだが…。友真を獲物に見立てた、『兎狩り』。この淫虐なゲームをクリアできても、楊仁の抱き人形にされるしか道はないのか…。
(Amazon「内容」より)

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