超法規レンアイ戦略課 (キャラ文庫)
前市長息子・伊佐山大悟(いさやまだいご)×市役所職員・大鳥安彦(おおとりやすひこ)

《感想》

タイトルに<1>とか付いて無いので、てっきり一話完結かと思っていたら続きそうです。読者の反応次第なんでしょうが、う〜ん…。

産廃処分場をめぐる地元利権者と熱血青年・安彦の対立をメインに、両方の板ばさみになる大悟との恋愛を少し絡めた、といった感じでしょうか。完全な悪や正義ではなく、その両面を持った人々が利権によってどちらの面が表に出ているかという、ある意味とても生々しいキャラばっかりです。

今回は主役二人の恋愛関係と周辺紹介といった感じで、正直なところ可もなく不可もなく。今後の展開次第では、面白さが増すかもしれません。騒動の決着は全然着いてなくて、むしろ試合開始のゴングがなったばかりという感じだし。

前市長サイドの反撃がまだ手ぬるいと思うので、この先はもっと陰湿な揉め事も起きそうです。もちろん、安彦も大悟というかけがえのないパートナーを手に入れたので、ちょっとやそっとではへこたれないでしょうし。下手すると、5巻程度までいくかもしれませんね。

私は続き物は完結してから一気読み派なんですが、最近、まず1冊目を出して様子を見て続き、という作品が多いように感じます。そのせいか、1冊目は巻数が書かれて無いんですよね。出す以上は腹括って、巻数入れて欲しいかも。

《追記》
その後、続編は出ていません。むむむ…。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)県庁で働く大鳥安彦は、才色兼備だけれど、人づき合いは超苦手。そのうえ県政を批判して、市役所の閑職に出向になってしまう。そこで部下となったのは、前市長のドラ息子・伊佐山大悟。世間知らずな安彦を手荒くからかう男前は、なんと元暴走族の副ヘッド!!ヤクザを舎弟に持つ大悟に、初めは反発していた安彦。けれど、面倒見が良くて、味方になれば頼もしい兄貴分に、次第に興味を覚え始め―。
(Amazon「内容」より)

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