水曜日の悪夢 (ガッシュ文庫)
高校生・阿川真吾(あがわしんご)×バイオリン講師・新城和成(しんじょうかずなり)

《感想》

気に入って手元に残したお宝本。まさか続編が出るとは思っていませんでした。もちろん即購入したので、二日続けて感想を上げようと思います。まずは、第1作です。

表紙裏のあらすじは、重要な部分をうまく飛ばしてますね。単に和成が真吾の才能に惚れこんで保護したように見えますが、実はその直前に和成は不思議な体験をしていたんです。それは、真吾が不仲の父を殺して警察に捕まり希望が潰えてしまう、というものでした。気付いたときには真吾が実行する直前に時が戻っていて、殺人を止めて未来を変えるために真吾を自宅につれて帰ったんです。

そしてその後の擬似恋愛になるわけです。事態は良い方向に向かっているかに見えましたが、和成の体調不良をきっかけに変えた未来への不安を感じるように。そして悲劇はさらに悪い方に繰り返されます。阿川親子の激情は、簡単に変えられるものではありませんでした。そして和成は、失くして初めて才能と関係なく真吾に惹かれていたことに気付くわけで。

え、バッドエンド?と思ったら、再びタイムリープです。今度は和成は、「阿川母の手紙」という最強アイテムを手に入れていました。おかげで親子相互の誤解を解くことができ、タイムリープも終わります。なぜ和成がタイムリープしたかについては不明なままですが、和成は「阿川母のおかげ」だと信じているようです

ラスト、真吾には和成との思い出が一切無い(未来の出来事だから)ので、今後どうなるかとても気になってたんです。そしたら続編じゃないですか。この二人も登場して幸せな姿を見せて欲しいもんです。でも、慎吾は直情な性格を直さないと。どんな理由があれ結局暴力は、守るつもりの相手まで深く傷つけることに気付いてるといいなぁ。

という感じの、はらはらドキドキのオカルトサスペンスBLでした。先の展開がまったく読めないんですよ。ちょっと厚みがあり字も小さめで詰まってますが、それ以上に内容が充実して一気に読めました。ナイス当て馬の紀ノ川さんも、続編では主役なのできっといいことがあるでしょう(笑)。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)「悪夢のような過去は、決して繰り返してはならない」高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるならと偽りの愛情を与えてしまい…。
(Amazon「内容」より)

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