今宵、月の裏側で (幻冬舎ルチル文庫)
院生・天見悠月(あまみゆつき)×法医学者・姫谷景(ひめやけい)
《感想》
「今夜(宵)、●●で」という、昨日と似たようなタイトルが続きました。偶然ですが、なんか面白いですね。
表紙イラストの落ち着いた雰囲気から、真面目もしくはシリアスな内容を想像したんですが、予想外にコミカルでした。法医学者=事件、という定石も当てはまりません。そう、事件は現場でも会議室でも解剖室でも起きないんです(笑)。
あくまでも、姫谷の浮世離れ振りと初めての恋にうろたえる様子、そしてそんな姫谷に振り回される周囲の日常が書かれています。姫谷の天然ぶりは茅島氏に通じるものがあります。ということは、私の好みということで。当て馬や保護者も含めて皆いいキャラで、テンポが良くあっという間に読めました。気分が夏バテした時に、いいかもしれません。
恋人同士になったその後の二人も読んでみたいですね〜。いろんな騒動が起きそうです。今回の軽いノリのままで書いてほしいなぁ。
今宵、月の裏側で (幻冬舎ルチル文庫)
posted with ヨメレバ
安曇ひかる/麻々原絵里依
幻冬舎コミックス 2010-04-15
幻冬舎コミックス 2010-04-15