今宵、月の裏側で (幻冬舎ルチル文庫)
院生・天見悠月(あまみゆつき)×法医学者・姫谷景(ひめやけい)

《感想》

「今夜(宵)、●●で」という、昨日と似たようなタイトルが続きました。偶然ですが、なんか面白いですね。

表紙イラストの落ち着いた雰囲気から、真面目もしくはシリアスな内容を想像したんですが、予想外にコミカルでした。法医学者=事件、という定石も当てはまりません。そう、事件は現場でも会議室でも解剖室でも起きないんです(笑)。

あくまでも、姫谷の浮世離れ振りと初めての恋にうろたえる様子、そしてそんな姫谷に振り回される周囲の日常が書かれています。姫谷の天然ぶりは茅島氏に通じるものがあります。ということは、私の好みということで。当て馬や保護者も含めて皆いいキャラで、テンポが良くあっという間に読めました。気分が夏バテした時に、いいかもしれません。

恋人同士になったその後の二人も読んでみたいですね〜。いろんな騒動が起きそうです。今回の軽いノリのままで書いてほしいなぁ。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)天見悠月は法医学研究室の新米院生。指導にあたるのは『地下室の姫』の異名を持つ美貌の法医学者・姫谷景。鮮やかなメス捌きで常に冷静に仕事をこなす反面、生活能力に欠けどこか浮世離れしている景を、教授の石上や心臓外科医の阿部は何かと気に掛けている様子だった。やがて天見も景に対して尊敬の念だけではない特別な気持ちを抱くようになり!?―。
(Amazon「内容」より)

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村
応援ポチよろしくお願いします