流れ星ミュージアム (ディアプラス・コミックス)
美大(予備校)生・坂元郁(さかもといく)×画家・蓮見青磁(はすみせいじ)

《感想》

なぜかオヤジ受けが続いてます。決して狙ってチョイスしてるわけでは無いんですけどねぇ。自分でも不思議です。

芸大を目指して浪人中の郁には、神様がいました。子供の頃に出会い、今の自分の道を決めるきっかけとなった蓮見青磁です。でも受験が上手くいかなくて限界を感じているときに蓮見と気付かずに再会、再びスランプを脱するきっかけを貰います。でも蓮見は今は制作活動を止め、ひっそりもっさりと生きていました。それでも蓮見が気になり、それからは押して押して若さで突っ走って蓮見と恋人関係に。

基本的に郁目線です。若さゆえの暴走がありますが、愛故なので読んでて嫌じゃないです。ふっと笑える脱力したようなシーンがあるかと思えば、じんわり重そうな場面もあり、なかなか一筋縄ではいかない作品だと思います。こういうの、好きですねぇ。

実はこれ、1冊で完結してないんですよ。蓮見がなぜ製作を止めたか、郁に似た過去の男が関係しているようなですが、まだまったく謎のまま。うなされるぐらい蓮見にとってトラウマになっているようで、重そうな雰囲気がすでにひしひしと伝わってきます。

作者さんも続きを描く気はたっぷりのようでぜひ描いて欲しいですが、う〜どうなんでしょう。続きがめちゃくちゃ気になるので、新書館さん、お願いします!
→同人誌で続編がスタートしています。完結してからの商業化は…微妙。「流星前夜」「流星光路1」

ちなみに、脇役のゲイサークル御曹司×予備校同級生とのカップリングは、同人誌で展開しているようですね。
→まとめてコミックスになりました。「だいがくせいにっき

◆あらすじ(Amazonより)
美大予備校生の坂元郁は、藝大を目指すきっかけをくれた画家・蓮見青磁と奇跡の再会を果たし恋仲になる。やがて蓮見を過去にトラウマがあると感じた郁は!? 学生×画家のさまよう愛の行方☆

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