傷痕にキス (ガッシュ文庫)
VIP客・天堂戒(てんどうかい)×ダイニングバースタッフ・斉木昂哉(さいきこうや)

《感想》

ウジウジタイプの主人公なので、本来の私のツボは外してます。話の内容的に、男×男である必要もあまり感じられません。でもある一点が、強力に好きボタンを連打しました。それは、冷たいようで必要な行動や言葉は惜しまない攻め=戒。

21歳って年齢設定にちょっと無理があるとか、一体どれだけ資産あるのとか、もちろん突っ込みどころは多々あります。でも、孤高の存在でありながら、唯一のものは丸ごと受け入れるって良いじゃないですか。

しかも料理や送り迎えまでしてくれる、意外とまめなタイプだし(笑)。特に後半はキャラを損なわない程度に甘さが5割り増しで、良い雰囲気で読了しました。

現代のワイルド王子様って感じですね。こういうタイプに憧れるのは、いくつになろうとやっぱり私も女子ということで。続きがあったら、かなり読みたい〜。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)彼の声が、表情が、仕草が、身体の奥を熱くする―。斉木昂哉は高校時代に1度だけ関係を持って天堂戒を想い続けている。無理矢理の情交だったけれど、彼が見せた刹那の優しさに焦がれていた。思いがけず再会し、会社員を辞めて戒がVIP客であるダイニングバーのスタッフになった昂哉。昂哉を覚えていない様子の戒は冷たいが、そばで見つめていられたらいいと思っていた。ところがある日、苛立ちをあらわにした戒に再び身体を奪われ―。
(Amazon「内容」より)

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村
応援ポチよろしくお願いします