やってやるっ! (SHY文庫11)
舎弟・安藤龍青(あんどうりゅうせい)×暴力団若頭・辰巳鋭二(たつみえいじ)
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「はめてやるっ!」「おとしてやるっ!

《感想》

いよいよ最終巻です。とりあえず心配したデッドエンドではなくて良かった〜。

1巻から引っ張ってきた伏線、組長狙撃事件と組長の兄弟分・三河のかかわりが明らかになります。そして一気に辰巳を潰すかのように、中村は逮捕され、安藤は狙撃され重傷を負います。そう、辰巳は独りにされてしまうんです。

三河は辰巳を二人がいないと何も出来ないオンナと侮っていたので、自分の手駒をあてがって取り込もうとします。それに対する辰巳の啖呵がいいですねぇ。でも、辰巳もちょこっとは凹んでいたはずで。それを多少なりとも救った(?)のは、前回もゲスト的に出ていたコージと笙でした。

今回、コージは度胸の良さと機転を利かせ、笙は優しさ(なのか?)を見せます。特にコージは安藤と同じで愛されることを知っていて、だからこそ辰巳が気に入った、というのはなんだか頷けました。こちらのカップルは少しずつ前進している様子が伺えて、微笑ましい〜。

今回の一押しシーンは、なんといっても辰巳が怪我の安藤を連れてライバル組へ乗り込むところですね。下手をしたら自分も殺されるかもしれないからこそ、安藤を連れて行くんです。死ぬときは一緒だから。普通こういう場合「お前だけは守りたい」って安全なところに置こうとしますよね。でもこの二人にはそんなの似合いません。いやぁ、男気です。ロシアンルーレットもその心意気か、と思ったら辰巳はちゃんと冷静に計算してました。このあたりはやっぱり辰巳です。

一連の騒動に決着が着いて、辰巳は組長襲名が決まりました。今後もいろんなトラブルが予想されますが、辰巳なら大丈夫でしょう。すっかりこのシリーズに嵌ったので、このあたり中村の番外編も含めてあると嬉しいなと思って探したら、同人で総集編が2冊あるみたいです。同人…。禁断の園です。入手も難しそうだし、どうしようかなぁ。

≪追記≫
新装版が文庫で出ました。シリーズ新作もでています。なので、ネット書店リンクは新装版にしますね。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)広域暴力団傾正会若頭・辰巳鋭二に最大の危機が訪れる!?数年前、傾正会会長の権藤が撃たれた事件に深く関わっていた男の死体が発見されたのが始まりだ。決着をつけるために動き出す辰巳だが、中村は濡れ衣を着せられ警察に捕まり、安藤は辰巳を庇い銃弾に倒れる。辰巳の大事なものをひとつずつ確実に狙う相手に対し、ひとりになった辰巳は・・・!?男たちの欲望が燃えるヒートアップストーリー! シリーズ3作目、文庫化! 書き下ろし『よってやるっ! 』収録。
(Amazon「内容紹介」より)

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