おとしてやるっ! (SHY文庫07)
舎弟・安藤龍青(あんどうりゅうせい)×暴力団若頭・辰巳鋭二(たつみえいじ)
※シリーズ物です。既刊感想はこちら→「はめてやるっ!

《感想》

昨日に引き続き、シリーズ第2巻です。今回は辰巳が拉致されてます。そしてドラッグを使われSEX責めと、まるで前回と立場が逆転したような、スピードのある展開になっています。

冒頭の、経営するタレント事務所に所属する女性アイドルに対する辰巳の対応は、やっぱりヤクザと思わせる怖い展開になってます。ところが早い段階で中国人マフィアに拉致されてしまうので、今回は部下の安藤と中村が前面に出てきます。

安藤にとって、辰巳は自分の全てを捧げ分かち合う相手なので、忠犬っぷりも理解できます。だから不思議なのは、中村ですね。無口で自分のことは語らないし辰巳に従う理由も書かれていないので、安藤と同じく一瞬中村を疑いましたたよ。もちろんすぐに誤解は解かれますが。

ドラッグでボロボロになった辰巳が救出された後に見せる弱さと強さは、めちゃくちゃツボでした。安藤にすべてさらけ出し、でもはったりが必要な場面では警察相手でも一歩も引かない。まさしく龍の王です。このシーン、石原さんの絵でも見てみたいと心底思いましたよ〜。ということで、前回よりも話に引き込まれた1冊でした。

敵の親玉の愛妾である優しく一途な少年が、親玉をかばって撃たれて死亡するなど、前回よりも極道物らしい哀しい部分も増えてます。文章に勢いがあるから暗重い感じはありませんが、このシリーズ、もしかしてデッドエンドなんてこともあるんですかね。タイトルはこんなにぽっぷなのに。ちょっとドキドキしながら、いよいよ次は最終巻です。

≪追記≫
新装版が文庫で出ました。シリーズ新作もでています。なので、ネット書店リンクは新装版にしますね。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)広域暴力団傾正会の若頭・辰巳鋭二が攫われた!中国系マフィア、王大龍の仕掛けた罠に嵌まり、白昼の交差点で安藤と中村の目の前から姿を消したのだ。辰巳の身を案じて焦る安藤は、中村に疑いを持つように…。一方、辰巳を監禁し嬲り続ける王は、傾正会にある商談を持ちかける。辰巳を救うべく動き始める安藤たちだが…!?服従か、抗争か。ヒートアップストーリー第二弾、文庫化!書き下ろし『さとしてやるっ!』も収録。
(Amazon「内容」より)

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