はめてやるっ! (SHY文庫03)
舎弟・安藤龍青(あんどうりゅうせい)×暴力団若頭・辰巳鋭二(たつみえいじ)

《感想》

前から気になってたんですが、古本屋で三冊見かけて購入しました。今日から連続で感想を上げたいと思います。

まずは1巻。表紙の二人が主人公かと思ったら、え、なんか微妙に違う気が。押し倒される方は主人公の一人である辰巳ですが、押し倒してるのはナニの大きさを見込まれて辰巳に巻き込まれるコージという青年です。では相手の安藤はというと、裏表紙で龍の彫り物をお披露目してます。

BLではヤクザが主人公の場合、悪徳同業とは争うけど堅気さんには手を出さない、まるで昔ながらの任侠ヒーローのような設定が多いですよね。ところがこの話の辰巳は違います。利権に絡み自分達の目的を達する為に、知事の息子を誘拐して男(←これがコージ)とのSEXに溺れさせて脅迫する、とヤクザ街道まっしぐらです。しかも、浮気も平気でコージのこともちゃっかり味見してます。

じゃあ辰巳はすご〜く嫌なキャラかというと、安藤との出会いやちらっと明かされる過去は深いものがあるし、その言動は極道として一本通ってるという、今までの極道ものとは一味違うキャラなんです。女王というより王様受けとその下僕、でも心の底は対等というのもカッコいいし。

そして種馬にされたコージも、ターゲットである知事の息子・笙に惚れて、最後に男を見せて笙を逃がそうとします。逃亡は失敗しますが、事態は辰巳の思惑通りに片がつき二人は放免。今後、恋はどうなるのかと思わせる記述で終わってます。

このコージ、下手をすればずんと重くなりかねないこの話を、明るく軽やかなものにしています。辰巳とは別の、一本自分の中に筋があるように見えました(単なる無知の怖いもの知らずともいうけど)。次回以降も出てくるのかなぁ。

暴力団内での権力闘争など伏線はまだ残っていて、これが次回以降になるわけで。よりヤクザらしいアクティブな話を期待してます。

≪追記≫
新装版が文庫で出ました。シリーズ新作もでています。なので、ネット書店リンクは新装版にしますね。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)広域暴力団傾正会の若頭・辰巳鋭二は、一見堅気のいい男だが、目的のためには手段を選ばず、一度狙った獲物は決して逃さない。辰巳はある利権を得るため、新宿のホスト・コージを手に入れ、男を虜にする技を学ばせる。辰巳の部下であり番犬でもある安藤は、コージの存在に苛立ちを隠せずにいた。そして利権のため誘拐された少年・笙は、人質としてコージに抱かれ続けるが、次第にふたりは惹かれあっていき・・・男たちの欲望が燃えるヒートアップストリー、文庫になって登場!!
(Amazon「内容紹介」より)

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