あの「JUNNE」で連載されていた、超短編集です。1995年初版ですが、雑誌収録は一番古いもので1982年ということは、なんと27年前の作品になります。その割に古臭さを感じないのは、さすがというか。最も、はまるかどうかは個人差が大きいそうですが。

4〜6P程度の作品が全部で41本収録されています。バラエティ豊かな内容でBL色がまったくない作品も多く、ファンタジー、歴史物、古典文学のオマージュなど、この方の引き出しは一体何段あって、どれだけのネタがつまっているのか見てみたいもんです。
はっきりとした起承転結がある作品ばかりでもなく、でもその曖昧さを楽しむというか。う~ん…正直、文章でこの味わいを伝えるのは難しいですね。

絵は全体的に白っぽくあっさりしていてヘタウマというか、イマドキの美麗なBLイラストとは分野がまったく異なります。なので、そういうものを期待するとがっかりする危険性が高いかと。えろシーンも殆どありませんが、目線とか雰囲気で「耽美」を表現してる部分もあり、ギャグっぽい絵とのギャップが楽しめました。
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