ダメなくらいが丁度いい (GUSH COMICS)
エロ漫画家・青柳海士(あおやぎかいじ)×小学校教師・小田切至(おだぎりいたる) 表題カップル
高校教師・谷原然(たにはらぜん)×高校教師・手嶋陽向(てしまひなた)
高校生・青沼(あおぬま)×高校生・山吹(やまぶき)
※シリーズ連作+短編2作です。

《感想》

教え子の父×担任教師(小学校)設定本の感想、第2弾です。いきなり第2弾なのは、先日感想をあげた「流れゆく想い」もまったく同じ設定だったから。偶然なんですが、これだけ続くと不思議な縁を感じたり。といっても明日アップ(予定)の第3弾で終了なんですけどね。

第1弾は出来る父親でしたが、こちらはぷちダメ父親です。ちゃんと仕事をしてるんですが、修羅場は子供・陸翔がいないと原稿が上がらないエロ漫画家で、そのせいで陸翔は授業中は居眠りなんです。「これではイカン」と小田切は教育的指導をすることに。

こうして一緒に過ごすうちにお互い惹かれていき、そして陸翔をめぐって亡き妻の実家と揉めたとき、とうとう一線を越えます。どちらもゲイではないので、ちょっと強引な感じはありますが、BLならではの展開ともいえますね。その後も「女性のほうが好きなんじゃ…」ってお互いに心配してます。でもラストは、当然ハッピーエンド。

表題作は笑いも含んだ軽いテンポの内容で、読みやすいです。逆に言えば、あまりインパクトが無いというか。そういう点では、同時収録の短編のほうがギャグ要素が強く、印象にも残りました。思い込みの強い受けと見せかけてド攻め高校生君が、イイ味出してるんですよ〜。ロックオンされて落とされた平凡な受け君には、これから幸せエロ地獄が待っていそうです(笑)。

絵師さんは「許可証シリーズ」の方なので、見覚えのある方も多いのでは。今回は学校の先生なので作業服はありませんが、働く男の戦闘服=スーツは、良い感じです。
青柳の裸がちょっと華奢なときがありますが、実際忙しい漫画家だったら体鍛えてる時間なんかなくて、ついでに色も白くてひょろってしてても変じゃない、かも。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)不真面目、不衛生、不健全……ダメを体現したような男に、小学教師・小田切はどうやら惚れてしまったらしい……。やもめエロ漫画家の青柳とは、保護者と先生の関係。小学生の息子に世話をしてもらってる生活能力ゼロの青柳は、自称他称問わずなダメ男。漫画は売れてるらしいが、〆切はいつもギリギリ。その上、修羅場明けには気まぐれみたいに襲ってくるし……。どーしようもないクズだけど、ときどき男気なんか見せるから、小田切は翻弄されすぎて……?やもめエロ漫画家と学校の先生───不健全ラブ★
(電子貸本Renta!「内容紹介」より)

以下は、「ケモノの季節」2010.02.16拍手お礼です。

「ケモノの季節」に拍手ありがとうございました。
もしかして、「人生はプラスマイナス0」に賛同していただけました?本当はプラスばっかりがいいんですけど(笑)。

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