高校生・九条隼人(くじょうはやと)×高校生・水村裕(みずむらゆう)

いや〜なんというか、可愛くて微笑ましくてすごく切ない話でした。

競泳界のホープとして騒がれている九条と、実家のポルノ映画館が立ち退きを迫られている水村の、ひと夏の交流がメインです。

最初は水村がTVで見た九条を気に掛け、その水村に声をかけられた九条がマンモス学校の中で水村を探す、という第1話がすごく好きです。水泳部の部長に聞けばいいのに〜と突っ込みつつ、再会したときの全力での喜び方がツボでした。

その後、激しく中略された初Hシーンなど仲良く過ごす二人に少しずつ影が忍び寄ってきて、最終回冒頭、結局水村家は夜逃げしています。「え〜っどうなるの!」とハラハラしましたが、よくある駆け落ちも心中も無く、二人は切れることなく時を重ねていてました。そう、ハッピーエンドなんです。いやぁ、安心した〜。

水村の両親が途中から急に出てきたり、話の流れとしてちょっと気になる部分もありますが。それらを吹き飛ばす、絵に合った繊細で素敵な内容でした。ということで、今後も河井英槻さんは追いかけたいと思います。
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