外科医・小篠大地(こしのだいち)×大学生・鮎川遊(あゆかわゆう)
※リンク作感想はこちら→「恋は淫らにステップアップ!」「過激な愛にホールドアップ!

シリーズ前作を読んでからちょっと間が開きましたが、年内に読めてよかった〜。

勢いがあって元気の良い前作から一転、静かな作品です。時間の流れとしては、この作品が最初になります。
最初のボタンの掛け違いから、気持ちのすれ違いの連鎖が発生。お互いに想いあっているのに、遊は「体だけでも」と諦めている部分があって、読み手はとてもじれったいです。なんでここまで意地を張るのかねぇ。

掛け違いの最初のきっかけである、大地父子と遊母子の突然の同居解消は、遊母の病気が原因です。美貌自慢の母が本気で好きになった大地父に「綺麗なままの自分を覚えていて欲しい」という気持ちが、せつないですね。

ラストはいろいろな誤解も解け、もちろんハッピーエンド。ほぼ主人公二人のからみで話が進みます。当て馬はお約束ですが、あんまり必要なかったかも。
新書サイズですが、意外と余白が多いので、分量としては厚めの文庫なみかなぁ。
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