護衛・宇田川丈太郎(うだがわじょうたろう)×天才科学者・姫野時生(ひめのときお)

特殊能力とかちょっと独特の設定の小説なので、馴染むかどうかは、個人差が大きいかも。私はとっても好みでした。

時生は子供の頃、目の前で両親が拷問され殺されるという体験をしたため、情緒発達障害に。これは敵対するテロリストのトップ・リオネールの歪んだ執着のせいで、時生はリオネールと恐怖でリンクしていて、逆らえません。今はリオネールの力の及ばない地下深くで研究をしていましたが、あるテロ計画を阻止する為に、日本支部にいくことになります。その護衛としてついたのが、丈太郎です。

時生にとって他人との接触は苦痛でしかありません。でも、丈太郎は違いました。大好きな数字「91919」と深い海の色の声、白い光の持ち主でした。これは「共感覚」を持つ時生ならではの表現なんです。例えば「音」という刺激に対し、聴覚以外の他の感覚(視覚など)が同時に生じる現象とのこと。この表現でいくと、嫌いなリオネールは「6」で蛇のイメージなんです。

丈太郎は身内に情緒発達障害者がいるため、対応も慣れています。だからなおさら時生が懐くんですが、内心はやっかいに思い、深入りすることを避けようとします。

こういった設定で、護り→捕まり→拷問され→脱出する、という話なわけで(笑)。上の設定説明と比べてめちゃくちゃあっさりまとめましたが、私のへたな解説を長々するより、読んでもらえば面白さは伝わるはずです。百聞は一読にしかず、ってね。

両思いのハッピーエンドですが、リオネールは逃亡し、丈太郎の家族や護衛仲間の話など、今後まだまだ広がる可能性があります。シリーズ展開、期待してますよ〜。

 あらすじ(マウスを乗せると表示)

丈太郎がいないのは、死ぬより怖い―科学者・時生を組織に届けるためにつけられた護衛・丈太郎。他人との接触と予定外の行動を嫌う時生の心に、男は難なく入り込んだ。だが、追っ手を撒きながらの危険な移動に発狂しかけた時生を落ち着かせようとした接触が、その心を大きく揺らがせた。初めはキス。その次は手でされて。そして、その次は…。精神的に幼く無垢な時生は次第に丈太郎に惹かれていくが、彼は時生を守るために敵に捕らわれてしまい―。
(Amazon「内容紹介」より)

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